外壁塗装・屋根塗装を同時に行う!おトクな理由と費用を解説!
2024.09.06更新 外壁塗装

外壁塗装と屋根塗装は同時に行うことが可能です。別々で行うよりもお得になったり時間が短縮できたりするため、劣化が見られる場合は、同時施工を検討しましょう。
本記事では、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット・デメリットと、費用相場を解説します。費用を抑えるコツや塗装もタイミングについても触れているので、ぜひ参考にしてください。
目次
外壁塗装と屋根塗装の目的
外壁塗装や屋根塗装を行う目的はさまざまあります。外壁や屋根に使われる素材によっては、防水性や断熱性などがないこともしばしば。雨風や紫外線から建物そのものを守るためには、塗装によるコーティングが不可欠です。
また、塗料によって耐用年数の目安があり、それを超えると急激に劣化が進みます。外壁塗装や屋根塗装は美観を維持するだけではなく、塗膜の機能を回復させる重要な目的も担っています。
外壁塗装の目的
外壁塗装を行う目的は、雨風や紫外線などの自然環境から外壁を守るためです。基本的に外壁は「耐久性」や「防水性」を高めることを重要視しています。加えて、イメージチェンジを楽しんだり資産価値を維持したりと目的は一つに限りません。
塗膜が劣化すればひび割れが起きやすくなり、外壁の下地まで雨水が浸水して傷めます。そうなると、大掛かりな工事が必要になるため、塗装工事よりも高額になります。塗装を怠らなければリーズナブルかつ被害を最小限にできるので、適切なタイミングで実施することが重要です。
屋根塗装の目的
屋根塗装の目的も外壁塗装同様、屋根の保護やデザインの一新、資産価値の維持です。ここまでは同じですが、屋根塗装では「耐久性」や「保護性」を高めることを重要視しています。そのため、遮熱塗料などの紫外線から守ってくれる塗料の使用が一般的です。
屋根の塗膜が剥がれると屋根下にある防水シートにまで浸水して、次第に室内に雨漏りが発生します。劣化の初期症状の段階で塗装すれば、雨漏りを未然に防げるだけではなく、費用負担も減らせます。
外壁塗装と屋根塗装の違い
外壁塗装と屋根塗装の違いは、重要視したい機能性の内容です。雨水の吸収を防ぐために外壁には防水性を、1日中日差しが当たる屋根には耐久性や保護性の向上が必要になります。
このように、塗装する箇所が異なる以外にも使用する塗料に気を配っています。
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリット・デメリット
外壁塗装と屋根塗装は同時に施工することが可能です。予算や工期などの関係で別々で塗装する選択肢もありますが、同時に行うとさまざまなメリットが得られます。もちろんデメリットもあるため、あらかじめ把握しておくことが重要です。
メリット
まずは、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うメリットを3つ紹介します。
トータル費用の削減
外壁塗装と屋根塗装を同時に行う大きなメリットは、トータル費用が安くなることです。外壁や屋根の塗装は高所作業になるため、基本的に足場を設置します。足場の設置費用は家の大きさによって変動しますが、1回10〜30万円程度が目安です。
外壁と屋根の塗装を別々にするとなれば足場の設置は2回になり、同時に施工するよりも1回分の費用が余分にかかります。少しでも費用を抑えたい場合は、同時施工がおすすめです。
塗装による時間と手間の削減
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うと、見積もりや打ち合わせ、スケジュール調整などの時間と手間が省けます。別々に分けるとこれらの流れを2回することになるため、かなりの労力を費やすでしょう。
1番時間がかかる工程は業者選びです。特に初めて業者探しをするとなれば、複数社に見積もり依頼したり内容を比較したりと、かなり負担がかかります。同時施工は、時間と手間を省けるリフォームプランです。
外壁と屋根の色を自由に選べる
外壁塗装と屋根塗装を同時にすると、外観のデザインを一新できます。片方だけ塗装する場合は、もう片方の色との兼ね合いを考えて色選びをしなければなりません。同時であれば、好きな色を選んだ上でカラーバランスを考えられるので、統一感を出しやすくなります。
もちろん、別々に塗装したからといって外観に統一感が生まれないわけではありません。しかし、時間が経ってから塗装する場合は、気に入っていた塗料が廃盤になっていたり同じ職人が塗装してくれなかったりする場合があります。
デメリット
次に、外壁塗装と屋根塗装を同時に行うデメリットを3つ紹介します。
1度に払う費用が高額
足場が1回分で済むものの、外壁塗装と屋根塗装を同時にするには、まとまった費用が必要です。そのため、予算に限りがある場合はなかなか踏み出せないでしょう。
塗装工事にかかる金額は決して安くはありません。まとまった資金がない場合はローンを検討したり、無理に同時施工はせず劣化が著しい方を優先して塗装工事したりするとよいでしょう。
工事日数が長くなる
外壁塗装と屋根塗装を同時に行うと塗装する範囲が広くなる分、工期が長くなる場合があります。
別々に施工した場合のトータル工期よりも短くはなりますが、同時にすると連日のように職人が出入りしたり作業音が響いたりするため、近隣への配慮も必要です。雨や雪が降って工期がより延びることも想定して、工事前や工事中は近隣へ適度に挨拶をしましょう。
塗装業者が限定される
塗装業者にもさまざまあり、屋根と外壁どちらも得意としている業者は意外と少ないものです。どちらの施工実績もあるとはいえ、基本的には外壁をやっていて一応屋根もするというパターンもあります。
同時に施工を依頼する場合は、慎重に業者探しをすることが重要です。気になる塗装業者を見つけたら、ホームページや口コミで施工事例で仕上がりの高さをチェックしましょう。
外壁塗装と屋根塗装の費用
ここでは、外壁塗装や屋根塗装にかかる費用相場と内訳を紹介します。
費用相場
外壁塗装と屋根塗装それぞれの費用相場を塗り面積ごとに下記にまとめました。
塗り面積 |
費用相場 |
外壁:80m² 屋根:50m² |
70万円〜 |
外壁:120m² 屋根:60m² |
80万円〜 |
外壁:160m² 屋根:90m² |
95万円〜 |
外壁:200m² 屋根:140m² |
115万円〜 |
上記はあくまでも目安で、使用する塗料や業者によって異なります。
費用の内訳
見積もりを受け取る際は金額だけではなく、内訳もチェックしなければなりません。内訳を見ておかないと、損する可能性があります。ここで、基本的な内訳の内容を把握しましょう。
塗料と塗装面積
見積もり金額の25%を占めており、選ぶ塗料や塗装面積によって費用が変動します。
人件費
見積もり金額の40%を占めており、塗装工事に関わる人員費用です。施工する職人のレベルによって人件費が異なるため、有資格者や施工経験の豊富な人が携わると人件費は高くなる傾向にあります。
足場代
見積もり金額の14%を占めており、高所作業となる外壁塗装や屋根塗装では足場の設置が必須です。足場があることで安全に作業でき、丁寧な仕上がりになります。
その他工事費用
見積もり金額の20%を占めており、塗装以外に必要な補修があれば発生する費用です。塗装のみで改善できない劣化箇所は、部分的に補修してから塗装することも少なくありません。ひび割れや穴が空いている箇所には、下地処理をして表面を整えます。
コロニアル屋根やカラーベスト屋根を塗装する場合は、縁切りと呼ばれる隙間を入れる作業が伴います。
安く抑えるコツ
外壁塗装や屋根塗装にかかる費用は決して安くはありません。いざ見積もりを受け取ると、予算オーバーだったという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
予算以内でなければなかなか踏み出せない塗装リフォームですが、費用を安く抑えるコツがあります。ここでは、費用を抑える4つのコツを紹介するので、ぜひ試してみてください。
梅雨・冬の時期が安くなる
基本的に、外壁塗装や屋根塗装は雨が雪が降る日に行いません。そのため、梅雨・冬の時期は天候や湿気との関係で工期が長くなることから、外壁塗装や屋根塗装に向いていない時期とされています。
工期が延長になっても追加料金が発生するケースはほとんどありませんが、いつ終わるかわからない不安要素が残り続けるデメリットがあります。工期が長くなっても問題ないようであれば、この時期が狙い目です。
大手業者より地元業者を選ぶ
大手業者よりも地元業者の方が工事費用が安い傾向にあります。大手業者に依頼しても施工するのは下請けや孫請け業者なので、紹介料として中間マージンがかかることがほとんどです。
一方で、地元業者は自社施工をしているケースが多いため、中間マージンは発生せず、何かあってもすぐに駆けつけてくれるメリットがあります。大手業者はネームバリューもあって安心感がありますが、長く地域に根付いて活動している地元業者は多方面から信頼を得ていると判断できます。
複数の業者に見積もりをとって比較する
費用を少しでも安くしたい場合は、複数の業者から見積もりをとりましょう。同じ工事内容でも業者によって見積もり金額は異なるため、1社だけの見積もりでは相場がわかりません。複数の見積もりを受け取ることで費用相場がわかるだけではなく、業者の信頼性も見極められる重要な手段です。
あまりにも高すぎたり安すぎたりする見積もりを受け取った場合は、納得できる内容なのか聞いてみましょう。不明点を契約前に確認することで、後々の金銭トラブルや打ち合わせ内容の誤認を阻止します。
補助金や保険を適用できるか確認する
外壁塗装や屋根塗装でも条件をクリアすれば、国や自治体が設けている補助金・助成金制度を利用できる場合があるため要チェックです。一例を挙げると「省エネのための住宅改修補助金」では、省エネを目的として外壁に断熱機能の高い塗料を施す際にリフォーム費用の一部が補助されます。
また、災害(風災・水災・雹災)が原因で補修が必要になった場合は、契約している火災保険が適用できるかもしれません。ただし、被害から3年以内に申請することが条件のため、思い当たる方で利用を考えている場合は早めに申請することをおすすめします。
外壁塗装と屋根塗装の劣化状況をチェックする方法
経年以外にも、さまざまな要因で外壁や屋根は劣化しています。「耐用年数未満だから大丈夫」と安心していると、知らないうちに劣化が進んでいるかもしれません。
毎日ではなくとも、定期的に外壁や屋根の劣化状況をチェックすることが大切です。ここでは、劣化と見られる状況を外壁塗装と屋根塗装に分けて紹介します。
外壁塗装をすべきサイン
外壁に下記のような劣化症状が見られたら、塗装のタイミングです。
- チョーキング
- 色あせ
- カビ・コケ
- 鉄部のサビ
- ひび割れ
- 塗膜の剥がれ
- 撥水性の低下
屋根があるからといって外壁が雨風や紫外線の被害を受けないわけではありません。屋根と同様に少しずつ劣化していくため、定期的にチェックする必要があります。
立地によっては紫外線があまり当たらない面もあり、劣化の進行に差が生まれることも少なくありません。各面の外壁をチェックして、劣化を早期発見しましょう。
屋根塗装をすべきサイン
屋根に下記のような劣化症状が見られたら、塗装のタイミングです。
- チョーキング
- 色あせ
- カビ・コケ
- 錆(金属屋根)
- 塗膜の剥がれ
- ひび割れ
しかし、屋根を目視するのは難しいことです。高台があれば移動して確認することもできますが、基本的に地上から劣化サインを見分けるのは難しいでしょう。もし1階部分に屋根がある場合は、2階から見下ろすことで状況確認が可能です。
下屋根が劣化していれば、2〜3階の屋根も同様に劣化している可能性があります。無理に屋根に登って確認するのではなく、業者に点検を依頼して劣化状況を見てもらいましょう。
外壁塗装と屋根塗装の施工事例
実際に外壁塗装や屋根塗装を塗装すると、外観はどのように変わるのでしょうか。ここでは、ミヤケンが施工した事例を2つ紹介するので、イメージづくりの参考にしてください。
外壁塗装の施工事例
こちらは、ブラウン系の外壁カラーからベージュに塗り替えた事例です。使用した塗料は無機プラン(耐用年数20〜25年)で、ツヤありを選択しています。以前より外壁が明るくなり、すっきりした印象に仕上がっています。
本建物は建物診断の結果、外壁にチョーキング現象や雨だれ、塗膜の劣化などが見られました。これらの症状は塗装メンテナンスで改善されるため、大掛かりな工事をしなくても美観を取り戻せます。
屋根塗装の施工事例
こちらは、チャコールグレー系の屋根カラーからスレートブラックに塗り替えた事例です。使用した塗料は遮熱無機プラン(耐用年数20〜24)で、以前よりもクールな印象に仕上がっているのがポイントです。
本建物は建物診断の結果、紫外線の影響で塗膜の劣化や色あせが見られ、塗装メンテナンスに至りました。今回遮熱無機プランを使用したことで雨風や紫外線に強くなり、カビやコケが生えにくい屋根になっています。塗り替え回数を減らしたい方向けの塗料です。
外壁塗装と部屋塗装は同時施工がお得!
屋根と外壁が同じくらい劣化が進んでいる場合は、同時施工がお得でおすすめです。同時に施工することでデザインに統一感が生まれ、依頼や打ち合わせにかかる時間や手間を省けます。
屋根や外壁の劣化サインを見逃すと、塗装によるメンテナンスが難しくなることも少なくありません。今回紹介した劣化サインを参考にしてください。
群馬県内で外壁塗装や屋根塗装を考えている方は、塗り替え実績No.1の塗装専門店株式会社ミヤケンに一度ご相談ください。創業から24年間で13,500棟以上の塗り替えを行ってきました。
また当社では、防水・遮熱機能抜群の省エネ塗料「アステックペイント」を使用しています。価格や仕上がりにこだわりつつ、機能性にも重点をおきたい方は、実績豊富なミヤケンにお問い合わせください。
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