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外壁塗装におけるコーキングの役割を解説!費用や打ち替え手順についてもご紹介

外壁塗装におけるコーキングの役割を解説!費用や打ち替え手順についてもご紹介 | 外壁塗装

外壁塗装工事に必要不可欠なコーキング(シーリング)工事ですが、コーキング工事がどのようなものなのかを疑問に思われている方も多いと思います。
 
そこで今回は、外壁塗装のコーキング材の役割について、詳しくご説明します。
 
コーキング材は、簡潔にいうと外壁の目地や隙間を埋める樹脂系の目地充填剤です。
 
この記事ではコーキングの打ち替え手順や費用についてもご紹介いたしますので、参考にご覧ください。

 
 
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目次

コーキングってどんな工事?

コーキングってどんな工事?

コーキング工事は、外壁塗装工事の良し悪しを左右するとても重要な工事です。
 
躯体に直接コンクリートやモルタルを施工するタイプの壁面に代わり、サイディングボードやALCなどパネル式の壁面材を多く使用するようになりました。
 
パネルとパネルをつなぐ目地部分に使うのが、弾性に富んだ樹脂系のコーキング材です。
 
コーキングは経年で劣化するため、定期的な打ち替え工事が必要になりますが、同じく定期的な塗り替えが必要な外壁塗装工事と同じタイミングでおこなうのが一般的です。
 
コーキング工事は、古いコーキングをすべて剥がしておこなう〈打ち替え〉と既存のコーキングの上に施工する〈増し打ち〉があります。
 
増し打ちの場合、施工時間や費用をおさえられる利点がありますが、打ち替えに比べると耐久年数が1/3以下と極端に短くなるので、長期的に見ると経済的ともいえません。
 
外壁塗装工事のコーキング工事は打ち替えをおすすめします。

 
 

外壁塗装の時にコーキングする理由は?

外壁塗装の時にコーキングする理由は?

パネル式の壁面材は気温変化などで膨張するため、隙間を開けずに設置すると緩衝しあって破損する可能性があります。
 
そのため、パネルとパネルの間に目地を設けて設置しますが、目地充填剤として使用するのが弾性に富んだ樹脂系のコーキング材です。
 
コーキング材が膨張を吸収することにより、壁材の破損を防ぎます。
 
目地や隙間から、雨水が内部に浸透するのを防ぐ役割も兼ねるので、目地だけでなく窓やドアの開口部まわりにもコーキング処理がされます。
 
コーキング工事に不備があると、雨水などが壁内部まで浸透し雨漏りも原因となります。
 
外壁塗装はコーキング工事を含めた下地処理をしっかりとおこなう業者に依頼することをおすすめします。
 
弊社のコーキング工事の動画も参考にご覧ください。

 
 

雨水や汚れの侵入を防ぐ

壁材の目地や開口部まわりの隙間に、コーキング剤を施すことで、雨水の壁内部への浸透を防ぎます。
 
コーキング工事が適切に施されていないと、壁内部に雨水が浸透し、壁が腐食するなど家の寿命を縮めてしまいます。
 
壁面に使用するコーキング材は、シリコン系やアクリル系など多様ですが、硬化すると弾性のあるゴム状になります。
 
耐久年数はコーキング材ごとに異なりますが、およそ10年ごとの打ち替えがおすすめです。
 
コーキング材は経年とともに、紫外線や気温変化などのダメージによって劣化が進み、コーキング材の硬化や肉やせが進むと、ひび割れたり隙間が生じたりします。
 
大切な住宅の寿命を縮めないためにも、コーキングの定期的なメンテナンスをおすすめします。

 
 

壁材同士の緩衝材としての役割

コーキング材のもうひとつの重要な役割は、壁材と壁材の緩衝材としての役割です。
 
前述しましたが、サイディングやALCなどパネル状の壁材は、気温変化によって膨張するほか、地震でもズレが生じる可能性があります。
 
隣り合う壁材同士が緩衝しあって破損するのを防ぐため、一定の隙間を設けて設置するのが一般的です。
 
コーキング材は、壁材と壁材の目地部分に充填しますが、弾性のある材質を使用することにより衝撃を吸収します。
 
コーキング材が経年劣化によって硬くなると、緩衝材としての機能も失われ、壁材が破損する原因となります。
 
壁材の破損を防ぐためにも、コーキングの定期的なメンテナンスが必要です。

 
 

ひび割れなどの外壁補修

外壁など家の外まわりには、経年によってひび割れが生じる場合があります。
 
ひび割れは見つけた時点で補修するのがベストですが、見える部分だけにひび割れがあるとも限りません。
 
小さなひび割れも雨漏りなどの原因にもなり得るので、弊社の専門スタッフによる無料の建物診断もご利用ください。
 
コンクリートやモルタル部分にひび割れを見つけた場合は、コーキング材を使った補修工事をおこないます。
 
粘性の高い材質なので隙間なく充填でき、上から塗る塗料にも緩衝しません。
 
コーキング材はホームセンターなどでも購入できますが、道具をそろえると予想以上に費用がかかりますし、手間もかかります。
 
確実に補修するために専門業者への依頼をおすすめします。

 
 

コーキングとシーリングは同じ意味?

コーキングとシーリングは同じ意味?

結論から申し上げますと、外壁工事におけるコーキングとシーリングは同じ意味です。
 
コーキングは「隙間や穴に詰め物をする」、シーリングは「密閉する」という意味をそれぞれ持っています。
 
ただし、工事においてはコーキング工事もシーリング工事も言い方が違うだけで、使用する材料も工事内容も変わりません。
 
業者によって名称が変わるかもしれませんが、同じ工事と考えていただいて大丈夫です。

 
 

外壁塗装の際にコーキングしておきたい場所

外壁塗装の際にコーキングしておきたい場所

コーキングの耐久年数は材質によって異なります。
 
変形シリコンコーキングで7年、弊社で使用するポリウレタンコーキングで、およそ15年です。
 
壁面もコーキングも定期メンテナンスが必要です。
 
耐久年数が長くなるほど費用も高くなりますが、塗料の耐久年数と合わせたうえで、塗装とコーキングの打ち替えは一気におこなうのがおすすめです。
 
一般住宅での主なコーキング箇所は、壁材の目地部分と窓やドアの開口部まわりなどです。
 
その他にも、軒天やダクト周りなど自分ではチェックできない高所にも使われていますし、壁面のひび割れもコーキング処理で補修します。
 
どの箇所も、コーキングは気密性や防水性を高めることを目的におこなうので、コーキングの役割はとても重要です。
 
住宅に本格的な支障が発生するまえに、壁面塗料やコーキングの点検は早めにおこなうのがおすすめです。
 
コーキング工事も外壁塗装も、高所作業には足場が必要となります。
 
外壁塗装時にすべてのコーキングを打ち替えるのが、時間的にも経済的にも無駄がありません。

 
 

外壁塗装におけるコーキングの材質や種類は?

外壁塗装におけるコーキングの材質や種類は?

コーキング材は外壁だけでなく、屋内の水回りにも使用します。
 
どちらの場合も、部材と部材の隙間を埋めることによって水が侵入するのを防ぎます。
 
コーキング材の材質は大きく分けて4種類ありますが、どの材質も防水性を備えると共に、衝撃を吸収する弾性素材です。
 
材質ごとに特徴やメリットが異なり、耐久年数も変わるので、使用する場所や予算に応じて材質を選ぶのがおすすめです。
 
ここでは、コーキング材の種類と特徴を紹介していきます。

  
 

シリコン系

油分を多く含むシリコン系のコーキング材は、キッチンやバス・トイレなど主に屋内の水まわりや、タイル目地などに使用します。
 
耐候性や耐水性に優れていて、コーキング材の粘性が高いので、下地材となるプライマーは必要ありません。
 
硬化後は表面の撥水性が高く、コーキングの上に塗料は施せないため、外壁塗装には使いません。
 
屋外でも、屋根瓦などの塗装が不要な場所の補修にも使用できますが、コーキング材から遊離するシリコンオイルが周囲に付着すると、撥水汚染を起こす恐れがあるので注意が必要です。
 
水まわりに使用する場合は、カビの発生を抑える防カビ剤を含むものもあります。
 
シリコン系は、価格も手頃で撥水性も高いので、水まわりや窓まわりの補修工事にもおすすめです。

 
 

変成シリコン系

変成シリコンは、ポリエーテル樹脂を原料とするコーキング材です。
 
シリコンが名称に入っていますが、シリコン系コーキング材とはまったく別物と考えてください。
 
ウレタン系コーキング材を機能的にグレードアップさせたコーキング材で、シリコン系よりは粘度が劣ります。
 
下地材にプライマーを用いて充填しますが、硬化すると衝撃や振動に強く、耐候性にも優れています。
 
硬化後は、上に塗料を施せるので外壁のコーキング材として使用されることの多いコーキング材です。
 
溶剤をほとんど含まないので環境にも優しく、屋内の床材(フローリング)の接着にも使われます。

 
 

アクリル系

アクリル系は水性タイプのコーキング材で作業性に優れ、湿気の多い場所に向いているコーキング材です。
 
硬化時に多くの水分が飛ぶため、耐候性や耐久性が低く外壁工事には向きません。
 
メンテナンス面を考えても、外壁リフォーム時にアクリル系を使うことは、ほぼありません。
 
低価格なので、新築の外壁に使用している場合があります。
 
ご自宅の外壁をチェックした時に、極端に肉やせの症状が進んでいる場合は、アクリル系コーキング材の可能性があります。
 
隙間やひび割れを見つけた場合は、なるべく早くコーキングの打ち替えをおすすめします。

 
 

ウレタン系

ウレタン系コーキング材は硬化後の弾性に優れていて、建物の動きにも柔軟に対応できるタイプなので、コンクリートのひび割れの補修などにも幅広く使われます。
 
変成シリコンコーキング材よりも低価格のため、リフォーム時のコストをおさえたい場合はウレタン系を使うのがおすすめです。
 
硬化時の乾燥に時間がかかるデメリットもあり、効率よく工事を進めたい場合には向きません。
 
低価格で耐久性はあるものの、紫外線に弱く変成シリコンタイプよりも耐候性が劣ります。
 
外壁塗装工事に使用する場合は、紫外線をカットするため、コーキング材の上に、必ず塗料を重ねて塗るようにします。
 
 

ポリウレタン系

ポリウレタン系コーキング材は耐久性に優れ、塗料の付着性も高く汚染しにくい材質なので、外壁塗装に最適です。
 
目地部の振動や伸縮に柔軟に対応し、水密・気密性に優れているので各種土木工事の目地にも採用されています。
 
作業性も良好なため、モルタルやコンクリートなどのひび割れ補修にもおすすめです。
 
変成シリコン系と比べると、耐候性はやや劣りますが上に耐候性の高い塗料を重ねるので問題ありません。
 
耐久性に優れ、経年劣化でキレが少ないのも特徴です。

 
 

外壁コーキングの耐久年数は?

外壁コーキングの耐久年数は?

コーキングは外壁と外壁のつなぎ目や、開口部まわりに施されています。
 
使用するコーキングの材質によって、耐久性や耐候性は変わりますが、劣化が進むと最終的には壁内部に雨水などが浸透し、壁材にも破損などの影響が出ます。
 
コーキングがどのような状態になると危険なのかはコーキングの寿命についての動画も参考にご覧ください。
 
コーキングが完全に切れている場合は、壁材の断面から雨水が染み込むため、急いで補修することをおすすめします。
 
壁面のリフォーム時のコーキングの打ち替えには、できるだけ劣化がゆっくりと進む耐久性・耐候性に優れた素材を選ぶのがおすすめです。
 
外壁のリフォーム時に使用するのは、変成シリコン系・ウレタン系・ポリウレタン系のコーキング材です。
 
各コーキング材の耐久年数は以下のとおりになります。

  • 変形シリコンコーキング:7年
  • ウレタンコーキング:10年
  • ポリウレタンコーキング:15年

コーキング材の上から塗料を重ねるため、見えなくなってしまう部分ですが弊社では、耐久性に優れたポリウレタンコーキングを採用しています。
 
コーキング材は外壁リフォーム時に張り替えるのが一般的なので、塗料の耐久性に合わせてコーキングの材質を選ぶのがおすすめです。

 
 

外壁コーキングの費用・価格相場は?

外壁コーキングの費用・価格相場は?

外壁工事のコーキングは、コーキングの打ち替え方法によって価格が変わります。
 
どのコーキング材を使っても、樹脂製なので経年劣化は避けられません。
 
コーキングの肉やせやひび割れが見受けられたら打ち替えのサインです。
 
打ち替えには<増し打ち>と<打ち替え>の二種類があり、増し打ちのほうが1回ごとの施工費は安くなります。
 
増し打ちは、肉やせした古いコーキングの上に新しいコーキング材を追加する工法です。
 
それに対し、打ち替えは古いコーキングすべてを撤去し、下地にプライマーを施したうえで、新しいコーキング材を充填します。
 
増し打ちに比べ、手間もかかるので費用も割高になりますが、外壁塗装時のコーキング工事は、打ち替えをおすすめします。
 
増し打ちの場合は、1回ごとの施工費はおさえられますが、内部は古いコーキングまで劣化状態が回復しているわけではないので、打ち替えよりも寿命が短くなります。
 
コーキング工事の費用相場は以下のとおりです

  • 打ち替え:コーキング1mあたり約900~1,200円
  • 増し打ち:コーキング1mあたり約500~900円

打ち替えの場合は、既存のコーキング撤去代が約1~3万円プラスになります。
 
あくまでも目安なので、詳しくは施工業者に1mあたりの単価を確認することをおすすめします。

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外壁コーキングの作業の順番は?

外壁コーキングの作業の順番は?

外壁のコーキング工事の手順を紹介しますが、コーキング工事は塗装よりも前におこないます。
 
汚れを落とす高圧洗浄後にコーキング工事をおこなうか、コーキング工事をおこなってから高圧洗浄するかは施工業者や状況によって順番が変わります。
 
コーキングにひび割れや、肉やせによる切れが目立つなど劣化が激しい場合は、壁材の内側まで水がまわる可能性があるので、コーキングの打ち替えからはじめるのが理想です。
 
破損した個所を養生することで対応できる場合もあるので、コーキング工事も含め、外壁塗装の順番が気になる場合は、業者に確認することをおすすめします。
 
それでは、外壁塗装のコーキング工事の基本となる打ち替え工事の手順を紹介します。

 
 

手順1 古いコーキングを撤去

古いコーキングは、目地の両端にカッターで切り込みを入れてから、つまむように引っ張り出しながら除去します。
 
目地両端の二面のみが接着面の場合は、比較的簡単にコーキング材を引っ張り出せます。
 
目地奥にボンドブレーカー(絶縁テープ)が貼られていない場合は、奥の面も接着しているため、剥がすのに手間がかかります。
 
最後にカッターを入れた壁材の側面も、コーキング材が薄く残っている状態なので、カッターなどを使って、残ったコーキング材を丁寧にこそぎ落とします。

 
 

手順2 目地の清掃

古いコーキング材を剥がした日に打ち直しをするのがベストです。
 
雨が降って壁材の内側まで水分が浸透してしまうと、なかなか乾かないので雨が直接かかる部分を優先的に打ち替えるのがおすすめです。
 
古いコーキング材やホコリなどが少しでも残っていると打ち替えたコーキングの耐久性に影響するので、古いコーキング材の撤去後は、ハケを使って小さなカスも残らず撤去します。

 
 

手順3 マスキングテープ・ボンドブレーカーで保護

コーキング材を打ち込む溝のまわりに、コーキング材がはみ出してつかないように溝に沿ってマスキングテープで養生します。
 
さらにコーキングの三点接着を回避するために、溝の底面にボンドブレーカー(絶縁テープ)を貼ります。
 
ボンドブレーカーには、クラフトテープとポリエチテープがありコーキング材に適したボンドブレーカーを貼ります。

 
 

手順4 シーリングプライマー(下地)を塗布

外壁塗装に使用するコーキング材は粘度が弱いため、コーキング材のみでは壁面への密着性に欠けます。
 
密着性を上げるために、コーキング材の下地材としてプライマーを塗布します。
 
プライマーはコーキング材に合ったものを使用し、充填する溝に、ハケを使って満遍なく塗布します。
 
プライマー塗布は、そのあと充填するコーキング材の耐久性を左右する重要な工程です。

 
 

手順5 コーキング剤を充填

プライマーは塗ってから30分以上置き、その日のうちにコーキングを空気が入らないように注意しながら充填します。
 
弊社では、耐久年数が15年あるポリウレタンコーキングを採用しています。
 
コーキング材の色が選べる場合は、できるだけ塗料と近い色を選ぶことをおすすめします。
 
コーキングの上に塗料を重ねますが、塗料は弾性がないため、コーキングの伸縮に対応できず塗膜がひび割れる可能性があります。
 
塗膜にひび割れが生じた場合でも、機能的な影響はありませんが塗料とコーキングが同系色のほうがひび割れが目立ちません。

 
 

手順6 ヘラでならし均一に仕上げる

コーキングは区切りをつけながら充填し、硬化が始まる前に均一になるようにヘラでならしていきます。
 
盛り上がった部分は段差がつかないように平らにしますが、内部に空洞ができないように押さえながらならすのがコツです。
 
余分なコーキングは取り除き、なめらかに整えます。

 
 

手順7 マスキングテープを剝がす

マスキングテープは、コーキングのならしが終わったら完全に固まる前に養生用のマスキングテープを剥がす作業です。
 
コーキングが生乾き状態の除去作業なので、マスキングテープにはみ出たコーキング材が関係ない場所に付着しないようにします。

 
 

手順8 乾燥させる

すべての作業が終了したら、コーキング材が乾くまで乾燥させます。
 
コーキングを打ち替えてから、高圧洗浄作業に入るのが外壁塗装の理想の順番です。
 
高圧洗浄に絶えうるまでコーキング材を硬化させるには、充分に乾燥させる必要があります。
 
雨の少ない夏でも約1日、なかなか乾燥が進まない冬場は2~3日程度かかります。
 
塗装工事は、各工程で乾燥時間を設けるのが必須なので、乾燥時間が短くて済む季節が塗装工事にむいてるといわれる理由です。

 
 

外壁塗装でコーキング施工における必要な日数は?

外壁塗装でコーキング施工における必要な日数は?

ここまでコーキングの手順を紹介してきましたが、各手順を踏まえたうえで、実際にコーキング施工にかかる時間を紹介します。
 
コーキングの打ち込み時は、壁材が乾燥していることが必須の条件なので、雨天以外の日におこないます。
 
雨があたる場所の作業は、古いコーキングの除去作業から、プライマー塗布およびコーキングの充填とならしまでを一気におこなうのが理想です。
 
もしコーキング除去後にすぐ次の作業ができない場合は、塗れないように養生を施します。
 
コーキングを打ち替える規模によって時間は前後しますが、古いコーキングの除去から、新しいコーキング材の打ち替えまでにかかる時間はおよそ2~3日です。
 
その後、季節や湿度の状況によって適切な乾燥時間を設けるとコーキング施工が完了となります。
 
よく乾燥する時期のコーキング施工にかかる日数は3~4日程度、乾燥に時間がかかる時期で5~6日程度です。

 
 

塗装の上からコーキングは可能?

塗装の上からコーキングは可能?

弊社をはじめ多くの塗装業者では、塗装前にコーキングを打ち替える先打ち工法を採用しています。
 
しかし、塗料メーカーの多くは塗装をおこなってからコーキングを打ち替える後打ち工法を提唱しています。
 
理由はコーキングの上に塗料を重ねると、コーキングが伸縮する動きに柔軟性のない塗料はついていけないため、ひび割れが生じる可能性があるからです。
 
ひび割れは見た目に美しくないだけで、コーキングの性能が落ちるわけではありませんし、100%ひび割れするわけでもありません。
 
塗装業者がコーキングを先打ちして上に塗料を重ねる理由は、コーキング自体の性能の劣化をなるべくゆるやかにするためです。
 
 
コーキング自体にも耐久性はありますが、紫外線や熱の影響を受け徐々に劣化していきます。
 
最近の塗料は遮熱効果の高いものが主流で、コーキングにも遮熱性の高い塗料を重ねて塗膜をつくることで、コーキングの劣化を最小限におさえられます。
 
先打ちの場合も、後打ちの場合もメリットとデメリットがあります。
 
現在の外壁の状態や使用する塗料の性能などを考慮したうえで、工法を選ぶのがおすすめです。

 
 

外壁コーキングはDIY補修できる?

外壁コーキングはDIY補修できる?

ご自宅のコーキング材が、このようにひび割れるだけでなく破断の症状がある場合には速やかな打ち替えをおすすめします。
 
昨今では、ホームセンターでコーキングや下地素材などすべての材料をそろえられます。
 
しかし結論から申し上げますと、DIYによるコーキングの打ち替えはおすすめできません。
 
コーキング打ち替えの手順でも説明しましたが、コーキングの打ち替えは手順ごとに丁寧な作業が不可欠です。
 
さらに、古いコーキング材の除去から、コーキング材充填およびならし作業まで早くおこなう必要があります。
 
適切な施工をおこなわないと、施工不良が生じてしまいます。
 
コーキングは防水性能に関わる大事な部分なので、施工不良が生じると雨漏りなどのトラブルで住宅を傷めてしまいます。
 
DIYだとお得にコーキングの打ち替えができそうですが、材料や道具一式をそろえるとそれなりの費用になります。
 
コーキングの打ち替えは高所作業もありますし、確実な仕上りと安全面を考慮すると、専門業者に依頼していただくのがおすすめです。

 .
 

外壁塗装のコーキングの施工事例一覧

外壁塗装のコーキングの施工事例一覧

この画像の壁面はサイディングの表面が粉状に劣化するチョーキング現象が生じています。
 
チョーキング状態になると雨水が染み込んだり、汚れが付着したりします。
 
藻やコケが発生する原因にもなるため、チョーキング現象が現れはじめたら外壁の塗り替えの検討をおすすめします。
 
また上の画像の場合、外壁の汚れとともに気になるのがコーキング部です。
 
劣化により弾性がなくなり、コーキング自体が割け、底部の防水シートが露出しています。
 
ここまで劣化が進むと壁材の断面や裏側に雨水が浸透してしまう可能性があります。
 
劣化がはげしく進む前に打ち替えるのが理想です。
 
ここからは他の施工事例をいくつか紹介するので、ご自宅のコーキング打ち替え時期を決める参考にお役立てください。

 
 

外的要因や施工不良によるコーキング剥離事例

外的要因や施工不良によるコーキング剥離事例

コーキングは打ち替えた直後から、紫外線などの外的要因によってゆっくりと劣化が進みます。
 
適切な施工がおこなわれていれば、新築の場合で新築から約10~12年ほどで、コーキングの弾性が衰えひびが入りはじめます。
 
さらに放置するとコーキング自体が裂けたり、壁材の断面との接着部がはく離します。
 
上の画像のお宅の場合は、コーキングが肉やせして、ところどころにひびが見られるのと同時に、コーキングの端部にはく離が生じている状態でした。

 
 

DIYで塗装コーキングした箇所が劣化したトラブル例

DIYで塗装コーキングした箇所が劣化したトラブル例

こちらのお宅の場合は、部分的に壁材が大きく破損している箇所がありました。
 
外壁に物をぶつけたことで、壁面が破損したとのことでした。
 
業者ではなく、お客様自身でコーキング材を使って補修したあと、塗装したそうです。
 
経年劣化によって、塗膜は失われコーキングもひび割れて、壁面のひび割れが露出した状態です。
 
小さな破損個所はDIYで直すこともできますが、適切な処置をおこなわないと後々、破損状況が悪化したり、余計な補修費用がかかったりします。
 
小さな破損部も専門業者に相談することをおすすめします。

 
 

経年劣化によるコーキングのひび割れ事例

経年劣化によるコーキングのひび割れ事例

こちらは築18年のお宅のコーキング部分です。
 
コーキングは樹脂製のため、紫外線に弱く約10~12年でひび割れがはじまります。
 
その頃に打ち替えるのがベストですが、このお宅の場合はさらに年数が経過したため、画像右側のコーキング部分がはく離している状態です。
 
その左側の青い目地の部分は、コーキングがすべて剥がれ落ちて、底面の防水シートが露出しています。
 
防水シートも切れてしまうと、壁の内部まで雨水が浸透する事態になります。
 
壁材の断面も露出している状態なので、雨水が染み込んで壁材に反りが生じる場合もあります。

 
 

地震の影響によるコーティングのひび割れ相談例

地震の影響によるコーティングのひび割れ相談例

コーキングの寿命とは関係なく破損してしまうのが、大規模な地震です。
 
このお宅の場合は、東日本大震災の影響でコーキングが切れてしまいました。
 
コーキングが比較的新しければ、東日本大震災クラスの地震でもここまでのはく離はなかったかもしれません。
 
それなりにコーキングの劣化が進んで弾性が衰えたところに、大地震が来たため振動を吸収しきれなかったのでしょう。
 
良く見ると左右のサイディングの目地も、上下に少しズレています。
 
さらにズレが進まないようにするためにも、新しいコーキングの打ち替えが必要です。

 
 

まとめ

外壁塗装におけるコーキングの役割を解説!費用や打ち替え手順についてもご紹介 まとめ

今回は外壁塗装のコーキング工事を詳しく紹介してきました。
 
快適に暮らすためには、住宅リフォームは必要不可欠です。
 
特に、屋根や外壁は紫外線や雨など外的なダメージを受けやすいため、定期的なメンテナンスが重要です。
 
メンテナンスを怠ると雨漏りの原因となり、生活に支障が出るばかりか大切な住宅の価値も下げてしまいます。
 
外壁やコーキングの小さな異常も、大きな損傷につながる可能性があります。
 
外壁やコーキングの劣化は、お客様自身の目でもチェックできますが、高所のチェックは危険をともないます。
 
ご自宅の外壁の状態に不安を感じる方は、ぜひ弊社の無料建物診断をご検討ください。

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