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知っておきたいベランダ・屋上防水工事の種類(ウレタン・FRP・シート)と劣化症状の対処法方法

住宅をきれいな状態で保ち、いつまでも快適に生活するためには、水の侵入を防ぐことが非常に重要なポイントです。
未然に被害を防ぐことによって、防水工事にかかる費用も抑えられますし、建物の劣化も防げます。
防水工事は一般的に、屋根・外壁の塗り替えと同じタイミングで行いますが、種類やメンテナンスの時期が分からないという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、防水工事の種類やタイミングについて解説していきます。
防水工事を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

■防水工事とは?

皆さんは、防水の重要性をどれぐらい認知していますか?
最近では、スマホやPCなどにも防水加工が施されているため、日常的に防水という言葉を耳にすることは多いのではないでしょうか?
そもそもお家の防水工事とは、外部からの水が建物内に侵入することを防ぎ、雨漏りや柱の腐朽、鉄骨部分のサビなどを防止するという目的があります。
そのため、個人の住宅だけではなく、ビルや工場といったありとあらゆる建造物にも工事が施されています。
住まいには快適さが求められるため、雨や雪が降りやすい日本では、侵入した水を防ぐためにはなくてはならない大事な工事なのです。
では、住宅にとって欠かせない防水工事には、どのような種類があるのでしょうか?今回は一般住宅によくみられるベランダや屋上に使用される防水についてご紹介します。

■ウレタン防水の特徴

ウレタン防水
塗膜防水に分類されるウレタン防水は、下地となる部分に防水剤を重ねて塗る工法のことを言います。

・メリット
基本的には塗布であるため、施工場所を選ばず、幅広い場所での工事が可能です。
例えば、施工する建物の形状が複雑だとしても、施工には一切関係ありません。凹凸などがある場合は、その形状通りに塗布すればいいのです。
また、ウレタン防水は施工部分に継ぎ目がないため、はがれたり、割れたりする心配はありません。
切って、貼ってという作業がないウレタン防水は、仕上がりも非常にキレイです。
経年劣化してしまった場合も、シート防水とは違って、高圧洗浄機で防水剤を流せば、その上から重ね塗りすることもできます。

・デメリット
塗布で行うウレタン防水は、職人の手作業によるものです。
そのため、防水剤を均一に仕上げるためには熟練の技術が必要になります。
ウレタン防水で工事を依頼する場合は、実績のある腕の確かな職人さんを有する業者を選ぶことが重要です。
この工事法は難易度が高く、施工が不十分だった場合、雨水が排水口に流れなかったり、水が溜まってしまったりといった被害が発生するのです。
他にも、乾燥に時間がかかるという問題点があり、雨が降れば数日間工事が行えない可能性も考えられます。

■FRP防水の特徴

ベランダ防水 施工後
FRP防水もウレタン防水と同様に、塗膜防水に分類されます。
強度が大きく耐久性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)を、防水の分野に応用した工法です。

・メリット
FRP防水は、住宅のベランダやバルコニーで採用されています。
プラスチックであるため軽量で、築年数が経っている住宅でも施工が可能です。建物への負担を軽減したいという方は、FRP防水がオススメです。
他にも、摩耗性・耐候性・耐水性に優れているため、歩行が多いベランダやバルコニーでも心配する必要はありません。
また、防水剤の効果速度が速いため、施工期間もわずか1~2日で完了するのです。

・デメリット
FRP防水は、非常に優秀な防水剤であるため、他の防水剤と比較すると費用は高くなっています。
弱点は、伸縮性の低さや、紫外線に弱いということ、効果するまで刺激臭が発生するということです。
強度が大きい反面、伸縮性に欠けるので、地震などの揺れや建物の動きに追従できず、ヒビが入ってしまう可能性があります。
また、プラスチックであるFRPは紫外線に弱いため、必ず表面をトップコートで保護しなければいけません。紫外線によって劣化してしまった結果、ヒビが入ってしまいます。

■シート防水の特徴


シート防水とは、塩化ビニルやゴム製の防水シートを、施工したい部分に接着する工法のことを言います。
この工法には、密着工法と機械固定工法があり、施工対象によって異なります。
一般住宅では広い面積に施工する屋上のほか、マンションやビルの屋上に採用されていることが多いです。

・メリット
シート防水は、耐用年数と工事にかかる費用のバランスが良いとされています。
シートを接着する工法は塗布とは違い、ムラなく均一に施工できるため、広範囲での施工に特化しています。
また、耐候性にも優れており、紫外線で傷むようなことはありません。さらに、短期間・低コストで行えるというのも、シート防水の特徴です。
耐用年数が長いにも関わらず、工事にかかる費用も抑えられます。

・デメリット
シート状になっているため、複雑な形状の建物には不向きです。もし、施工したとしても、シートの隙間から水が侵入する可能性があります。
また、漏水を防ぐために、シートとシートをしっかり接合しなければいけません。
これにはウレタン防水同様、高度な技術が求められるため、腕の確かな業者を選ぶ必要があります。
機会固定工法を選んだ場合、接着する際に振動音が発生することが考えられます。トラブルを引き起こさないためにも、工事前に近隣住宅へ挨拶に行くことが大切です。

■どのような劣化があったらメンテナンスを行うべき?


では、実際に防水加工を施した場合、その後どのようなタイミングでメンテナンスを行うべきなのでしょうか?ここでは、メンテナンスが必要な時期と、あらわれる劣化症状についてご紹介します。
一般的に防水工事のメンテナンスは、約10~15年前後で行うのが最適だとされています。
しかし、劣化のスピードは使用している防水剤によって異なるため、過去の防水工事の内容に合わせてメンテナンスを行いましょう。
メンテナンスが必要な時期になると、下記の症状が出てきます。

・色褪せ
色褪せとは、紫外線や雨水の影響により、表面の塗装の色が褪せてくることを言います。
劣化の初期症状でもあり、早めに対処することでひび割れ、はがれ、膨れなどを未然に防ぐことが出来ます。

・ひび割れ
色褪せ同様、紫外線や雨水などの外部からの影響によって、壁面上層部のトップコートにひびが入る症状です。
最初のうちは表面のひび割れだけなので内部にお水が入ることがありませんが放置すると、内部にまで水が侵入してしまうことがあります。
悪化すると雨漏りの原因となる可能性があります。そのため、このような症状を発見したら、すぐに対処するのがオススメです。

・はがれ
防水層が劣化し、各層の粘着力が低下することで起こる症状です。
はがれた場所から水が浸入してしまうと、雨漏りの直接の原因になることもあります。このような状況が確認できた場合は、すぐに業者に防水工事の依頼をしましょう。

・膨れ
この症状が発生する主な原因は、過去の防水工事の施工不良によるものです。
前回工事をした際、内部にある水分が乾ききる前に施行をしてしまったことによって、表面に膨れが発生します。
業者によっては保証範囲内で修繕してくれる場合もありますのでまずは施工業者に問い合わせてみましょう。
防水 膨れ

雨漏りを防ぐには屋上・ベランダの防水の定期点検を

防水加工が施されている場所は、日々、紫外線や雨風にさらされている状態であるため、定期的に点検を行うことも重要です。
早めに発見できれば、修繕にかかる費用も最小限に抑えられます。

防水工事は、雨漏りなどの被害が発生する前に行うことが非常に重要です。
また、定期的にメンテナンスを行うことによって、防水機能を維持していくことも欠かせません。
工事をする際は、実績と信頼がある業者を選ぶようにしましょう。

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