外壁が膨らむ原因とは
2022.12.13更新 お家を守るために覚えておきたいこと
外壁には塗装を塗ることで塗膜できるので、
紫外線や雨など外部からの傷みを防ぐ効果があります。
しかし長い時間、紫外線があたり、
汚れが付着することで少しずつ塗膜が剥がれて、劣化が進みます。
劣化が進むと塗料が剥がれて、
外壁を作っている資材がむき出しになったり、
外壁にひび割れが起こったりします。
そのまま放置しておくと、雨が降ったときに外壁内部に水が侵入し、
その水分が蒸発するときに膨らみを起こします。
膨らんだ外壁は、内部に湿気を含んでいますから、
建築資材を腐食させたり、錆を発生させる原因にもなります。
補修方法としては、手作業で膨れなどを削り取って
塗り直しをする必要があります。
塗り直しに使う塗料には、弾性塗料を使用したり、
濃い色を使った壁面にすると良いでしょう。
また、表面と素地との蓄熱量の差から膨れることがあるので、
その場合も外壁の表面を削り取ってから
下地処理を行って素地を整えます。
防水効果が高い下塗り塗料を塗ることで
外壁内部に水が入り込むことを防ぐことができ、
さらに中塗りと上塗りをすることで
高い撥水性を保ち、汚れをつきにくくすることができます。