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Periodic inspection blog

高崎市にてモルタル外壁塗装工事から7年点検時、漆喰補修のお見積りをいただきました。

外壁の点検
富澤

アフターメンテナンスの富澤が点検しました!

本日、高崎市倉賀野町にてモルタル外壁塗装工事から7年後の定期点検に行ってきました。
最長10年の定期点検で、今回を合わせて残り2回となりました。塗膜の状態が7年前と変わらず維持されているか楽しみですね!細かく点検していきました!

外壁の点検

7年前の当時は、約20年~25年という驚異の耐久性に優れた【遮熱無機】塗料を使用しました。
塗料には艶ありと、艶を抑えた3分艶をお選びいただけますが、無機塗料の艶消し仕上げ(艶がない)というところが見た目の特徴です。
その他にも、外壁に発生するカビや藻の発生を抑制するとともに塗膜の劣化も防ぐなど、とにかく塗装を長持ちさせたい方にオススメしている塗料です。
とはいえ、この先塗装メンテナンスはいりません!とは言い切れません。
外壁は常に紫外線や雨風など自然の影響を受けていますので、いつ何があってもおかしくはありません。
そのため、この定期点検では主に外壁の塗膜の浮きやはがれなどがないか。
さらに外壁自体のひび割れや欠損がないかを細かく点検していきました。
外壁の点検
塗膜の浮きやはがれなどはありませんでした。
このまま、塗装メンテナンスの目安でもある、チョーキング現象がないかも確認していきました。
指先で外壁をこすってみると、うっすらとチョーキング現象が確認できました。
外壁 チョーキング現象の点検
先述の通り、このチョーキング現象は初期段階の劣化症状であり塗装のメンテナンス目安の1つです。
とは言え、大きく目立っているわけでもなく今すぐ塗装をしなければいけないという事ではありません。
そのため、今回の点検では特に塗替えのご提案もなく、このまま様子を見ることになりました。

■付帯部の点検

・軒裏天井
当時軒裏天井には、防カビ・アク止め・湿気を逃がしてくれる透湿性効果がある「アレスセラマイルド」と呼ばれるアクリル樹脂系の塗料を使用していました。
軒裏天井の点検付帯では主に、雨漏りのサインである雨ジミ跡がないか、塗膜の浮き・膨れなどがないかを重点的に点検していきました。
軒裏天井
多少の汚れの付着がありましたが、塗膜の不具合やシミ跡もありませんでした。
雨漏りの心配はないですね!

・戸袋
次に雨戸をしまう戸袋の点検を行いました。
戸袋にはフッソUVコートと呼ばれるフッソ塗料を使用しています。
一般的に付帯部にはシリコン塗料やウレタン塗料を使用されることが多いですが、
戸袋は屋根や外壁のように日中日がよく当たる部分にありますので、無償でワンランク上のフッソ塗料を標準仕様でご案内をしています!
塗膜の浮きやはがれ、腐食などがないかを確認していきます。
雨戸
塗膜のはがれや腐食などなく、異常ありませんでした!

・破風板
次に破風板の点検を行いました。
こちらも戸袋と同じく、当時はフッソ塗料を使用しました。
早速確認していきますと、一部塗膜のはがれが確認できました。
破風板 塗膜のはがれ
破風板は紫外線や風の影響を受ける箇所になりますので、この一部のはがれはこれらの影響によって発生した劣化です。
また、木部の場合は保証期間が3年となっていますので、今回の点検では保証外となっています。
再塗装のご案内をしましたが、お施主様のご意向でこのまま様子をみることになりました。

■瓦の点検

今回のお家では、瓦屋根が使用されており、塗装工事は行っていません。
陶器瓦は、原料が粘土を焼き付けているため、塗装によるメンテナンスが不要です。
瓦事態も30年以上の耐久性があるため、古くから使われていますが、だからと言って全くメンテナンスをしないというわけにはいきません。
屋根はお家の中でも雨や雪、風や紫外線など天候の影響を一番受ける場所です。
瓦を支えている漆喰が欠けて雨漏りをしてしまう、瓦にひび割れができているということもあり得ます。
定期点検の保証対象外ではありますが、こう言った不具合がないかもしっかりと確認していきます。
瓦の点検
瓦の状態やひび割れなどはありませんでしたが、棟瓦に異変を感じました…。
さらに近づいて点検していきますと、漆喰の欠損が確認できました。
漆喰の欠損
これは地震の揺れや、雪が降った時に雪の重みで瓦に影響が及ぶことが原因で漆喰が欠けてしまうのです。
漆喰の下には、葺き土(ふきつち)と呼ばれる瓦を支える土台のようなものがあります。
「漆喰が瓦を支えているんじゃないの?」と思う方もいるかと思います。
しかし、本来の漆喰は葺き土と瓦の接着剤のようなもの、そして雨の侵入を防ぐ役割があるのです。
そして、漆喰が欠けたまま雨が降って葺き土にお水が染みこんでしまうと、雨漏りが発生してしまいますので漆喰の補修が必要です。
今回の点検でしっかりと状況を漆喰の状態を説明し、お客様のご意向にて漆喰補修のお見積りをいただくことになりました。
後日お見積り書のご提案をさせていただきます!

 

これらの以外の付帯部の点検を行い、7年点検が無事に終了しました。
今回の点検で漆喰の欠損と破風板の一部塗膜のはがれが確認できましたが、外壁には異常はありませんでした。
このように定期的に点検をすることで、劣化が進行する前に異常を見つけることができ、補修工事も最小限に止めることができます。
塗装工事が終了し他から終わりではありません。工事をした後こそが本当のお付き合いだと私は思います。

次回は2024年2月に行う10年点検です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

定期点検の流れについて、こちらのページでもご紹介をしております。
是非ご覧ください。
【ミヤケン 塗装工事後の定期点検について】

 

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