防水工事の種類と工法②

防水工事の種類と工法は、大きく分けて５種類に分類することができます。



それぞれ、施工箇所や耐久性・費用感などが違います。



前回から５回に分けて、防水工事の種類と工法について紹介しています。



今回は、ゴムシート防水について紹介致します。



ゴムシート防水とは、合成ゴム系のシート状の材料１枚で構成された防水層です。



その工法には接着工法と機械的固定工法があります。



接着工法は、下地およびシートの裏面に接着剤を塗り張り付ける工法です。



機械的固定工法は、下地に緩衝材を介し、鋼板・ビス等により、防水層を機械的に固定する工法です。



ゴムシート防水の長所は、下地の動きに対する追従性がよく、ＡＬＣパネル下地に対しては、その特徴を十分に生かすことができます。



また、耐用年数約12年～15年程度（約5～7年毎にメンテナンスが必要）で、 お薦め箇所は、屋上などです。



コストが安価で済むというメリットもあります。



しかしゴムシート防水には短所も存在します。



それは防水層としての厚みが薄いため、鳥の啄ばみなどによる損傷を受けやすいことです。



複雑な形状の場所には工法として採用し難い塩ビシートより耐候性が劣ります。



定期的に点検を要しますので、長期的に見ると、コストがかかることもあります。



これらの長所と短所を見極めて、みなさんの家に合った工法を選びましょう。防水工事の種類と工法は、大きく分けて５種類に分類することができます。

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