今回は高崎市金古町にて屋根外壁塗装工事から1年後の様子をご紹介します。

はじめに、モルタル外壁点検の様子です。
雨水が外壁の汚れを洗い流すほど汚れにくい低汚染効果と、室内の温度上昇を抑え熱による塗膜劣化を防ぐ遮熱効果を併せ持つ、
汚れと熱に強い耐久力（20〜24年）のある低汚染遮熱フッ素塗料を使用して塗装しました。

モルタル外壁の劣化症状には、塗膜の剥離、浮き、変色、色褪せ、チョーキング現象、コケ・藻、カビの発生などがあります。
また、経年劣化・乾燥・地震・地盤沈下の影響によってクラック（ひび割れ）が起きることもありますので、クラックの有無と深刻度も点検していきます。

塗膜の剥離や欠損、色褪せ、クラックは見られません。
正常な状態でした。

続いて、軒裏天井の様子です。
塗膜のはがれ、雨ジミ跡がないか確認していきます。

写真では、塗装と素地の色で多少分かりにくいですが、汚れもなく異常ありませんでした。

続いては、雨樋の様子です。
雨樋のへこみ、取り付け金具のゆるみ、塗膜のはがれがないかを確認していきます。

取り付け金具に緩みはなくしっかりと固定されていました。
塗膜にも異常ありませんでした。

最後に屋根の状態についてですが、本来、瓦屋根は雨水を吸収することがないため、塗装によるメンテナンスが不要なのですが、
このような定期点検時に確認しておくことで、万が一の場合は、早期発見・早期対応ができ、異常がなければ安心に繋がります。
早速、瓦のズレ・割れ、漆喰の状態を見ていきましょう。

全体的に割れた瓦やズレはありませんでした。
もう少し近づいて漆喰にも欠けがないかを確認していきます。

写真でもお分かりいただけると思いますが、漆喰に新しい箇所と古い箇所があります。
漆喰の新しい箇所はもちろん、古い箇所にも欠けはありませんでした。

これらの以外の付帯部の点検を行い、今回の1年点検が無事に終了しました。
塗装から1年と、まだ経過が浅いということもありますが、全体的にとても良好な状態でした。
艶もあり、全体的に真新しい印象を与えてくれています。
しかし、瓦のように塗装によってメンテナンスを行わない箇所もあります。
パーツによってお手入れの施工時期が違っても、建物の経年は基本的に同じですので、メンテナンスは建物全体を同じタイミングで維持管理していくことが好ましいです。
残りの定期点検もしっかりとメンテナンスにお伺いいたします。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

次回は2022年3月に行う3年点検です。
定期点検のご協力をいただき、ありがとうございました。

富澤