前橋市にて鉄板サイディング塗装工事から5年点検
2020.07.04 5年点検
今回は前橋市にて外壁塗装工事から5年後の様子をご紹介します。
はじめに、鉄板サイディング外壁点検の様子です。
硬い塗膜で色褪せによる劣化に強く、15~20年の耐久力に優れた遮熱フッ素塗料を使用して塗装しました。
しかし、塗料にどれほどの耐久性があっても、紫外線や自然現象によって塗膜の劣化は起きてしまいます。そして、金属の最大の敵は錆です。
その原因を作るのは水分で、汚れや苔、藻、カビは水分を滞留させ、錆の原因となります。
ですので、それらの症状に加え、塗膜の劣化や剥離、ひび割れや欠損、色褪せ、ボードとボードのつなぎ目に異常はないかなどを重点的に確認していきます。
塗膜に異常はなく、建物の障害となる異常はありませんでした。
次に、軒裏天井と雨樋の様子を見てみましょう。
軒天の場合は、塗膜のはがれ、雨ジミ跡がないか確認していきます。
雨樋は、樋自体にへこみはないか、取り付け金具は緩んでいないか、塗膜のはがれはないかを確認していきます。
軒天に目立った汚れやシミはなく、雨樋にもへこみや金具の異常はありませんでした。
最後に、下屋と呼ばれる、母屋から差しかけて造られた屋根と瓦屋根の様子を見てみましょう。
まず、下屋のトタン屋根(瓦棒屋根)の様子です。
およそ20年という耐久性と、太陽熱を反射して夏の暑さを軽減する遮熱機能を持つ、艶持ちの良い遮熱フッ素塗料を使用して塗装しました。
塗膜の剥離がないか、色ムラがないか、屋根材のズレ・割れがないかなどを確認していきます。
自然に運ばれた砂はありますが、錆はありません。屋根材にも異常ありませんでした。
次に、瓦屋根の様子です。
本来、瓦は高温で焼き上げることで陶器のような滑らかな仕上がりとなり、雨水を吸収することがないため、塗膜保護が必要ありません。
ですが、こういった定期点検の機会に瓦の状態を確認しておくことで、予防と対策に役立てることができますので、瓦のズレ・割れ、漆喰の状態などを確認していきます。
に
均一に並んだ瓦の様子から、瓦のズレも割れもない様子が見て取れますね。もちろん、漆喰にも異常ありませんでした。
これらの以外の付帯部の点検を行い、5年点検が無事に終了しました。
今回で定期点検も折り返し地点となりました。お客様の安心・安全のために、これまでどおりに定期的な点検に参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
次回は2022年6月に行う7年点検です。
定期点検のご協力をいただき、ありがとうございました。
富澤
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