今回は邑楽郡邑楽町にて外壁塗装工事から1年後の様子をご紹介します。

まずは、鉄板サイディング外壁の点検の様子です。
およそ13～16年の耐久力を備えた低価格で品質の良い遮熱シリコン塗料を使用して塗装しました。

塗料の塗膜に耐久性があっても、太陽光に含まれる紫外線や自然現象によって、少しずつ劣化してしまいます。
また、金属の最大の敵は錆です。
外壁の付着した汚れや苔・藻、カビが、雨水などの水分を滞留させ、錆の原因となりますので、
それらの発生がないか、塗膜の劣化や剥離、構造体に影響を及ぼすひび割れや欠損、色褪せがないかなどを重点的に点検していきました。

塗膜に異常はなく、雨染みや苔・藻、カビなどは発生していませんでした。

続いて、軒裏天井の様子です。
塗膜のはがれ、雨ジミ跡がないか確認していきます。

軒天も綺麗な状態でした。見上げた時にシミのない軒天が見えると美観が良いだけでなく、手入れが行き届いている印象があり気持ちがいいですね。

次に、雨樋の様子です。
取り付け金具のゆるみ、塗膜のはがれがないかを確認していきます。

塗膜に異常もなく、取り付け金具にも緩みはなく、しっかりと固定されていました。

最後に屋根の確認ですが、今回は瓦屋根です。
本来、瓦屋根は雨水を吸収することがないため、基本的には塗装によるメンテナンスは行いません。
しかし、ご自身で確認が容易でない場所だからこそ、このような定期点検時に、瓦のズレ・割れ、漆喰の状態などの確認しておくことができれば、
万が一の場合は、早期発見・早期対応ができ、異常がなければ安心に繋がります。

屋根の上には、雨風によって舞い上がり運ばれた砂が溜まってしまいますが、雨樋を詰まらせてしまうほど重大な堆積物はありませんでした。
瓦の状態も、均一に並んでいる様子から、瓦のズレ・割れもない様子が見て取れますね。もちろん、漆喰も異常ありませんでした。

これら以外の付帯部の点検を行い、1年点検が無事に終了しました。
塗装から1年と、まだ経過が短いということもありますが、全体的に艶が維持されていて、真新しい印象がありました。
もちろん、艶による美観だけでなく塗膜や建物に異常がないことが確認でき、安心できる住環境が維持されているとご報告できました。
安心・安全のためにも、定期的な点検を行ってまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

次回は2022年5月に行う3年点検です。
定期点検のご協力をいただき、ありがとうございました。

木暮