今回はみどり市大間々町での屋根外壁塗装工事から1年後の定期点検の様子をご紹介いたします。

事前にお客様より、コーキングのひび割れがあるので直してもらいたいとお声を頂きました。
最初にコーキングの部分を見ていくと、細い線になってひび割れをしていました。

この目地はお家が揺れたときに外壁材が割れないように力を分散させてくれる役割があります。
そのためコーキングはゴムのような弾力があります。
しかし塗膜はコーキングのように伸び縮みはしませんからお家が揺れたときに追随できずに
塗膜表面が割れてしまうのです。

新築のときは工場で塗装された外壁材を現場に持ってきてコーキングを施工するので
コーキング上は塗料で覆われていないことがほとんどです。
そのため、
「新築した時はこんなことなかった。せっかく塗装をしたのにこんなに早くひびが入るなんて・・」と思う方は少なくありません。
しかしコーキング上の塗膜の割れはお家が揺れない限り、防ぎようのないことなのです。

コーキングの上の割れをなくす方法としてはコーキング上に塗装しない方法もあります。
塗装の後にコーキングを施工するのです。
ただコーキングが塗料で覆われていることによって、
紫外線の影響を直接受けないのでコーキングの耐久年数もぐんと上がるというメリットもあります。
そのため、非常に難しい判断です。
全てのお家の目地のコーキング上の塗膜が割れるわけでないからです…。

今回はひび割れが目立たないよう補修を行いました。
補修後は周りの外壁の色よりも濃く見えますが、
完全に塗膜が乾くと同じ色に馴染みますので問題ありません。

コーキングの補修が完了しました。

次に外壁の塗装の点検です。
塗膜の浮きやはがれ、色あせがないかチェックしたところ異常ありませんでした。
ツヤも出ていて綺麗です！

続いては、屋根の点検です。
今回のお家ではコロニアル屋根が使用されていました。
塗膜の浮きやはがれ、色あせがないかチェックしたところ異常ありませんでした。
太陽光パネルもしっかり固定されていて問題ありませんでした。

続いて、付帯部の軒裏天井も確認しましたが、塗膜のはがれや雨ジミ跡もなく問題ありませんでした。
このまま一緒の雨樋の点検をしていきましたが、こちらも問題ありませんでした。

他にも雨樋内部や破風板・雨戸など、お家の回りを点検したところ
異常がないことが確認でき、今回の1年点検が無事に終了しました。

使用した塗料によって保証年数が変わりますが、
最長10年までしっかりとアフターメンテナンスにお伺いさせていただきますので、ご安心ください！
次回は2年後の3年点検になります。
定期点検のご協力をいただき、ありがとうございました。