今回は高崎市八千代町にて屋根外壁塗装工事から1年後の様子をご紹介します。

はじめに、モルタル外壁点検の様子です。
低価格なのに15～18年の耐久力を持つ、品質と耐久性に優れた遮熱シリコン塗料を使用して塗装しました。
セメントと砂と水を混ぜ合わせたモルタル外壁の劣化症状には、
・塗膜の剥離、浮き
・変色・色褪せ
・チョーキング現象
・コケや藻、カビの発生があります。
また、経年劣化・乾燥・地震・地盤沈下の影響によってクラック（ひび割れ）が起きることもあります。
髪の毛ほどの細いものから目視できるもの、その幅や深さによって深刻度や補修も変わってきますので、
・クラックの有無と深刻度
・ボードのつなぎ目にも亀裂はないか、重点的に点検していきます。

いずれの箇所にも症状はなく、正常な状態を確認できました。

次に、軒裏天井の様子です。
塗膜のはがれ、雨ジミ跡がないか確認していきます。

隅まで綺麗な状態でした。
見上げた時にシミのない軒天が見えると美観が良いだけでなく、手入れが行き届いている印象があり気持ちがいいですね。

続いて、雨樋の様子です。
取り付け金具のゆるみ、塗膜のはがれがないかを確認していきます。

取り付け金具に緩みはなくしっかりと固定されていました。
塗膜にも異常ありませんでした。

最後に、屋根についてですが、今回は場所によって屋根の種類が分かれていますので、母屋から差しかけて造られた下屋（げや）の様子から見ていきましょう。
下屋は、コロニアル屋根と呼ばれる屋根材です。
およそ20年という耐久性と、太陽熱を反射して夏の暑さを軽減する遮熱効果を持つ、艶持ちの良い遮熱フッ素塗料を使用して塗装しました。
塗膜の剥離がないか、色ムラがないか、屋根材のズレ・割れはないかを点検しました。

舞い上がって自然に運ばれた細かい砂などはどうしてもありますが、塗膜の状態や屋根材に異常はありませんでした。

続いて、瓦屋根の様子です。
瓦屋根は、高温で焼き上げることで陶器のような滑らかな仕上がりとなり、雨水を吸収することがないため、
塗装によるメンテナンスが必要ありませんが、容易に確認できない屋根部分だからこそ、
このような定期点検時に、瓦のズレ・割れ、漆喰の状態などの確認しておくことができれば、万が一の場合は、早期発見・早期対応ができ、異常がなければ安心に繋がります。

こちらも、雨風によって運ばれた砂埃などは見られましたが、まだまだ艶もあり綺麗な状態でした。
瓦と漆喰にも異常は見つかりませんでした。

これらの他に、鉄骨柱の点検を行い、今回の1年点検が無事に終了しました。
塗装工事後から1回目の点検でしたが、工事からたった1年経過しただけで、異常がある訳がないと思われるかもしれませんが、異常がないことを確認しておくだけで安心できます。
また、点検が定期的にあれば、知らない間に被害が広がってしまうことを食い止めこともできます。
残りの定期点検もしっかりとメンテナンスにお伺いいたします。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

次回は2022年11月に行う3年点検です。
定期点検のご協力をいただき、ありがとうございました。
　
富澤