北群馬郡吉岡町にて、TOTO光触媒塗料のALC外壁塗装工事から10年点検に行ってきました。

■外壁の点検

10年前は、当時次世代塗料として注目されていたTOTO光触媒塗料を使用しました。
この塗料の特徴を簡単にご紹介すると、太陽の光が当たって汚れを分解することができ、雨が降ると汚れが流れるという新技術の塗料です。
25年以上という驚異の耐久性のある塗料でしたが、2017年に生産終了が公表され、現在では取り扱いができない塗料となっています。
塗膜の浮きやはがれがないかを確認していきました。

塗膜のはがれや浮きもなく、とてもキレイな状態でした。
写真では伝わりにくいですが、光に反射して艶も確認できました！
ですが、見た目だけでは塗膜の劣化ないとは言い切れませんので、塗装メンテナンスの目安でもあるチョーキング現象がないかも確認していきました。

多少の汚れの付着はありましたが、塗膜の劣化は見受けられませんでした。
塗膜の状態はばっちりですね！
このまま外壁目地のコーキングの状態も確認していくと、ひび割れが確認できました。

こちらはコーキングのひび割れではなく、塗膜が割れている状態です。
コーキングはお家に発生する揺れを吸収するための役割を持っています。
地震や風等でお家が小さな揺れがあるとコーキングは伸び縮みしますが、塗膜はそれに付いていけずひび割れを起こします。
コーキングは外壁と比べて動きが大きいので、メーカーが定めた通りの塗装施工を行ってもどうしても発生するものなのです。
今回の点検では特に補修をすることもなく、このまま様子を見ることにしました。

■付帯部の点検

・軒裏天井の点検
10年前は、クリーンマイルドシリコンと呼ばれるシリコン塗料を使用しました。
耐用年数は約12～15年であり、外壁・木部・鉄部などどんな場所でも適しており、
2013年にはJIS認証を取得したCRとSTが追加された高性能な塗料なのです。そんな高性能な塗料が10年後でもしっかり維持されているか楽しみですね。
軒裏天井の点検は主に、雨漏りのサインである雨ジミ跡がないか、塗膜の浮き・膨れなどがないかを重点的に点検していきました。

塗膜の不具合やシミ跡もありませんでした。雨漏りの心配はないですね！

・雨樋の点検
雨樋にも軒裏天井と同じ、クリーンマイルドシリコン塗料を使用しました。
塗膜の浮きやはがれ、そして雨樋のゆがみや内部の通詰まり等がないかをしっかりと確認していきます！

塗膜の浮きやはがれ、ゆがみもなく異常ありませんでした。
雨樋内部も砂ホコリや木の枝などが蓄積されていなかったため、詰まりの心配もありませんでした。

■瓦の点検

今回のお家では、瓦屋根が使用されており、塗装工事は行っていません。
陶器瓦は、原料が粘土を焼き付けているため、塗装によるメンテナンスが不要です。
瓦自体も30年以上の耐久性があるため、古くから使われていますが、だからと言って全くメンテナンスをしないというわけにはいきません。
屋根はお家の中でも雨や雪、風や紫外線など天候の影響を一番受ける場所です。
瓦を支えている漆喰が欠けて雨漏りをしてしまう、瓦にひび割れができているということもあり得ます。
定期点検の保証対象外ではありますが、こう言った不具合がないかもしっかりと確認していきます。

瓦の割れやひび割れもなく、異常ありませんでした。
また、雪が降った時に大活躍する雪止め瓦の状態もばっちりでした。

このまま下屋の状態も確認していきました。

母屋に続き、下屋の状態も異常ありませんでした。
点検をしていく中で、異常がないと分かると本当に安心ですよね！

これらの他にも、10年前に塗装工事をした破風板やエアコンカバーの塗膜の状態など、
全て異常がないことが確認できたところで今回の定期点検が全て終了しました。

定期点検最後の点検でしたが、お家に異常な箇所がなかったのでお客様も大変喜んでおられました！
これから定期的にお客様のお家にお伺いするという事は今回で終了ではありますが、これで終わりではありません。
いつまでも、お家のお悩み相談窓口として末永くお付き合いをいただければ幸いです。
私たちミヤケンも、地域の皆様のお悩みを解決できる塗装・リフォーム専門店としてこれからも精進していきます。
塗装工事の他にも、お家のトイレやキッチンなどの水廻り内部のご相談も承ります！
お家の事でお困り事がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください！

10年間、塗装工事後の定期点検にご協力いただき、ありがとうございました！
これからもミヤケンをどうぞよろしくお願いいたします。

定期点検の流れについて、こちらのページでもご紹介をしております。
是非ご覧ください。
【ミヤケン　塗装工事後の定期点検について】