今回は高崎市新町にて屋根外壁塗装工事から7年後の様子をご紹介します。

まずは、コロニアル屋根の様子です。
およそ20年の耐久性と、太陽熱を反射して夏の暑さを軽減する遮熱機能を持つ、艶持ちの良い遮熱フッ素塗料を使用して塗装しました。
コロニアル本体には防水性はないため、表面に塗装を施し防水性と耐久性を持たせています。
塗膜が剥離すれば防水機能が低下してしまいますので、塗膜の剥離は起きていないか。
また、屋根の表面が荒くザラザラとしており、そこに溜まる水分によってコケや藻が発生しやすいので、コケや藻は発生していないか。
屋根材のズレ・割れはないか確認していきます。

やはり紫外線や雨にあたるため若干汚れの付着はありましたが、塗膜は以上ありませんでした。

次は、サイディング外壁です。
遮熱機能が強烈な夏の日差しを跳ね返して室内温度の上昇を軽減し、伸び縮みする驚異の塗膜が水の侵入を防ぐ、
15〜20年の耐久力にも優れたアステック遮熱防水塗料を使用して塗装しました。
サイディングボードは、軽量で建物への負担が少なくバリエーションも豊富で大変需要の高い外壁材である一方、
ボードとボードをつなぐコーキングが劣化してしまうと、そこから水が浸入し、変形や反り、ひび割れを引き起こしてしまう可能性があるため、定期的なメンテナンスが必要です。
塗膜の剥離・浮き、変色・色褪せ、コケ・藻・カビの発生、ひび割れを確認するとともに、コーキングが劣化していないかを確認していきます。

塗膜の剥がれやひび割れなどはありませんでした。

次に、雨樋の様子です。
雨樋のへこみ、取り付け金具の緩み、塗膜の剥がれがないかを確認していきます。

取り付け金具に緩みはなくしっかりと固定されていました。
塗膜にも異常ありませんでした。
屋根近くの雨樋（軒樋）をもう少し近くで見てみましょう。

雨風によって運ばれた砂などはありましたが、雨樋の詰まり原因となるような枝や滞留した枯れ葉などはありませんでした。
しかし、雨樋に歪みがあります。
この歪みは、自然災害によるものですで、お客様が加入されている火災保険によって無償で直すことができます。
後日、火災保険を使用した上で、お見積書を作成して補修のご提案をさせていただきます。

これらの以外の付帯部の点検を行い、7年点検が無事に終了しました。
今回、雨樋に歪みがありましたが、雨樋のみの補修だけで、屋根や外壁には異常はありません。
このように定期的に点検の機会によって、最短で異常を見つけることができ、補修工事も最小限に留めることができました。

次回は2023年12月に行う10年点検です。
これで最後の定期点検となりますが、最後までしっかりと点検して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

木暮