本日、前橋市西片貝町にてALC外壁の塗装工事から12年後の定期点検にお伺いいたしました。
今回で最長12年の定期点検が終了です。12年というものは、長いようで本当にあっという間ですね…。
この点検で最後ということに少し寂しい気持ちがありますが、最後までしっかりと細かく点検していきました！
また、今回は最後の点検ということもあり、お客様のお立ち会いのもとで点検を行っていきました。

■外壁の点検

当時、エスケー化研が生産しているセラタイトFと呼ばれるフッ素塗料を使用して塗装をしました。
大きな特徴として低汚染性・耐久性・防カビ性の3つに優れており、メーカー期待耐久年数は約15～20年です。
現在ミヤケンでは取り扱っておりませんが、当時はこちらの塗料を主流に採用していました。
15年～20年と耐久性に優れていても、この先塗装メンテナンスはいりません！とは言い切れません。
外壁は常に紫外線や雨風など自然の影響を受けていますので、いつ何があってもおかしくはありません。
そのため塗膜のはがれや膨れ、コケや藻の付着、チョーキング現象や外壁の欠損等がないか点検していきました。

こちらは北面の様子ですが、塗膜の浮きやはがれ、色あせなどはありませんでした。
12年とは思えない程キレイな状態ですね！
このまま、塗装メンテナンスの初期症状でもあるチョーキング現象がないかも確認していきました。

チョーキング現象もなく、塗膜の状態はばっちりです！
塗装工事から12年後の状態も、しっかりと塗膜が維持されていました。

■水切りの点検

当時、外壁と同じエスケー化研の「クリーンマイルドウレタン」と呼ばれるウレタン塗料を使用して塗装を行いました。
外壁の塗料と同等に、低汚染性・耐久性・防カビ性の3つに優れており、メーカー期待耐久年数は約10～12年です。
現在ミヤケンでは取り扱っておりませんが、当時はこちらの塗料を主流に採用していました。（現在は塗料品質向上で、フッ素塗料を使用しています）
早速、塗膜の浮きやはがれ、そして雨樋のへこみ等がないかをしっかりと点検していきました。

チョーキングや塗膜の浮きやはがれ等もなく、キレイな状態でした！
点検をしていて、何も問題がないととても嬉しくなりますね！ミヤケンのスタッフとしてとても誇りに思います。

■瓦の点検

当時工事をしなかった、瓦の点検も一緒に行いました。
粘土を焼き付けて作られている瓦は、釉薬と呼ばれる艶を出すものが塗布されており、表面がツルツルしているため塗装をしてもはがれてしまう可能性があります。そのため、塗装によるメンテナンスが不要なのです。
また瓦自体も30年以上の耐久性がありますが、全くメンテナンスをしなくてもOKというわけではありません。
屋根はお家の中でも雨や雪、風や紫外線など天候の影響を一番受ける場所です。瓦を支えている漆喰が欠けて雨漏りをしてしまう、瓦にひび割れができているということも可能性として十分にあり得ます。定期点検の保証対象外ではありますが、こう言った症状がないかもしっかりと確認していきました。
すると、漆喰が欠けている状態が確認できました。

12年もの間、地震や台風など様々な異常気象が発生しました。
この漆喰の欠けは経年劣化と、この気象によるものが原因でしょう。
もう少し近づいてみると、漆喰が欠けたことによって棟瓦のゆがみも確認できました。

この状態を放置することで、隙間から雨が侵入して雨漏りが発生したり、地震の揺れで瓦が落下する危険性があります。
お客様のこの状態を確認いただき、後日棟瓦の組み直し補修のお見積り書をご提出させていただくことになりました。

■12年後の点検を終えて…

他にもお家の周りで不具合がないかを確認できたところで、定期点検最後の12年点検が無事に終了しました。
エスケー化研のフッ素塗料を使用した外壁塗装工事から12年後の状態も塗膜に異状はありませんでした。
ただ、12年ともなるとかなり長い年月が経っているため、今回の瓦のように傷みが見えている部分もありました。
前述でもお話ししたように、後日棟瓦の補修のお見積もり書をご提出させていただきます。

定期的にお客様のお家にお伺いするという事は、今回で終了ではありますが、これでお付き合いが終わりではありません。
いつまでも、お家のお悩み相談窓口として末永くお付き合いをいただければ幸いです。
私たちミヤケンも地域の皆様のお悩みを解決できる塗装・リフォーム専門店としてこれからも精進していきます。
塗装工事の他にも、お家のトイレやキッチンなどの水廻り内部のご相談も承ります！お家の事でお困り事がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください！
12年間、塗装工事後の定期点検にご協力いただき、ありがとうございました！
これからもミヤケンをどうぞよろしくお願いいたします。

定期点検について詳しく紹介しているページがありますので、是非ご覧ください。
【ミヤケン塗装工事後のアフターメンテナンスについて】