塩ビシート防水は、建物に雨水が浸入することを防ぐための防水工法の一つであり、主に合成ゴムや合成樹脂等で作られたシートを利用します。



シートを建物の屋上表面に貼り付けるようにして施工する工法であり、シートが破けて必要な防水性能を満たせなくならないよう、一般的には人がほとんど出入りしないような屋上に用いられます。





定期的なメンテナンスやトップコート塗りが必須のウレタン防水よりノーメンテナンスですむメリットがあり、長期的に利用するには最適な工法です。

工事コストが低く、また環境にも優しい工法であり、住宅だけでなくビルの屋上等にもよく使用されています。



さらにシートは耐久性や耐候性が高く、鳥のついばみによる穴開け等の被害も受けにくい特徴があります。





これらのように多くのメリットがありますが、難しい技術を必要とする為行える技術者が少ない点がデメリットとしてあります。



シートのつなぎ目や曲面等の複雑な部分において、施工に欠陥が生じる可能性があることから、高い技術力が要求されるためです。