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外壁の結露の原因と防止方法とは?

外壁にまつわる問題として、結露は多くの人々を悩ませています。
結露とは、外部と内部に激しい温度差が生じた時に空気中の水蒸気が水として現れることをいいます。
よく冬場の窓ガラスに水滴が発生し、カーテンが湿気た状態になりカビが発生してしまうことは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
実は結露は住宅を腐らせる最大の要因となっているため、安易に考えていると、お家の躯体を傷める原因になります。
そこで今回は、外壁の結露の原因や防止対策についてご紹介します。このような悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

■結露が起こる主な原因とは?

結露
外壁に起こる結露には、2パターンあることをご存じでしたか?
外側の水分が外壁材に触れることによって水滴になってしまう「外部結露」と、外と室内の温度差によって生じる「壁内結露」です。
特に後者は、外壁の内部を腐食させてしまう恐れがあるので、非常に深刻な被害となっています。
では、外部結露と壁内結露ではどのような違いがあるのでしょうか?それぞれの現象が引き起こす被害や、特徴についてご紹介します。

・外部結露
この現象は、外壁の表面や窓ガラスなど、目に見える場所に結露が起こります。
温度差によって生じるため、水場であるキッチンやお風呂場でよく見かけるのではないでしょうか。
しかし、外部結露の場合は結露している場所を拭き取ったり、湿気がこもらないような対策をしたりすると、被害の拡大を防ぐことができます。

・壁内結露
壁内結露は、外壁の内側に結露が起こっている状態で、普段目に見えない場所で発生するため、事態が深刻化しやすい恐ろしい現象です。
建物の寿命を縮めてしまったり、体に有害なダニやハウスダストが発生したりする可能性があります。
ダニやハウスダストは、私たちの健康に被害を及ぼしてしまうため、早めに対処しなければいけません。
壁内結露は、気付かないうちにどんどん被害が拡大していることも考えられるため、壁の強度が落ちていたり気が付かないうちにシミがある場合には早めに原因を追究する必要があります。
特に新築もしくは前回のリフォーム工事から15年以上経っている場合は、一度メンテナンスを行いましょう。

■結露が引き起こす被害とは?

では、実際に結露が起こってしまった場合、建物にはどのような被害が及ぶのでしょうか?
主に、以下のような被害が起こるとされています。

・カビやダニが発生する

湿気を好むカビは、結露している場所に発生することが多いです。
皆さんも、窓のサッシやお風呂場にカビが発生しているのを見たことがあるのではないでしょうか?
カビは住宅に被害を及ぼすだけではなく、私たちの健康にも大きく影響します。
また、カビと同様、ダニも同じような環境を好むので、喘息やアレルギーを引き起こしてしまう可能性があります。
家で過ごす時間は長いため、知らないうちに症状がでていたということもあります。

・腐食する
結露が引き起こす被害の中で最も恐ろしいのが、外壁内部の腐食です。
お家の躯体を傷める原因にもなるので早めに気が付くことがとても大事です。
その部分だけではなく、住宅全体に広がってしまうことも考えられるので、本当に危険です。

・シロアリなどの害虫の発生

湿気が多い場所には、住宅の天敵であるシロアリが発生しやすくなります。
シロアリは、湿気の多い木材を食べつくし、挙句の果てには建物の軸となる柱にも被害を及ぼしてしまうことがあります。
急に床がきしむようになったなど異変を感じたときはシロアリの点検をする必要があります。

このように、被害の原因はほとんどが湿気によるものです。
通気をよくするために換気をしたり、湿気がこもりやすい場所には除湿器を置いてみたりすると、効果が期待できるかもしれません。
ちょっとした工夫で結露を防げることもありますので、意識的に行ってください。

■外壁の結露対策

外壁を劣化させないために、どのような対策を行えばいいか分からないという方も少なくありません。
そのような悩みを抱えている方は、ぜひ以下のことを参考にしてみてください。

・通気層を設ける
断熱材は室内から侵入した湿気がこもりやすいため、外壁材との間に通気層を設けることをオススメします。
建物の耐久性が低下することを防ぐために、「外壁通気工法」が開発されました。今の住宅では標準仕様になっています。
通気層には、外部からの水分が壁内に侵入するのを防ぐ防水と、住宅内の至るところにこもっている湿気を外に出す排湿の2つの働きがあります。
仕組みはシンプルですが、通気層を設けることによって、建物の耐久性が格段にアップします。

・外断熱にする
日本の住宅の99%は、壁内充填断熱工法で家が建てられており、結露が起こるのはその内断熱工法によるものだと言われています。
内断熱の特徴である気密性の低さによって、結露が発生しやすくなっているため、断熱材に使用することはあまりオススメしません。
そのため、断熱材を外断熱にすることによって、結露の発生を抑制できます。
内断熱とは違い、気密性が高いので、建物を劣化から守ってくれるのです。
しかし、外断熱にする場合、一度外壁をはがさなければいけないため、大規模な工事になることが予想されます。
断熱材の変更は慎重に検討しましょう。

・定期的なメンテナンス

結露に限ったことではありませんが、住宅には定期的なメンテナンスが欠かせません。
破損部分を補修したり、こまめに手入れをしたりなど、あらかじめ対策を行っておけば、結露による被害の予防もできます。
被害が深刻化しているのであればすぐに業者に依頼しなければいけませんが、日々セルフでできるようなメンテナンスをすることも非常に重要です。

・親水性が高い塗料を選ぶ
外壁塗装に使用する塗料には様々な種類のものがありますが、親水性が高い塗料を選ぶのも、結露対策の1つです。
親水性とは、水に馴染みやすい性質のことを言います。
このような性質を持つ塗料を使うと、外壁の表面上に水滴が付着し続けることを防いでくれます。
また、親水性の効果持続年数は、使用した塗料の耐久年数と比例しているため、塗料の効果が切れるまで持続するのです。
さらに、親水性は油分にも強いと言われており、壁面に付着した塵や油汚れも一緒に落としてくれます。

■外部結露には内窓を設置するのが効果的

二重窓とも呼ばれる内窓は、冬の寒さが厳しい地域を中心に取り入れられてきました。
最近では、防犯や防音、省エネなどにも効果があることで注目されており、全国的に認知度が高まっています。
内窓

窓を二重にすることによってできる、ガラスとガラスの間の空気層が断熱効果を発揮しています。
二重窓を取り入れることによって、内側の窓の温度が低下することを防げるので、外と室内の温度差はほとんど生じません。
生活をしている以上、住宅から完全に結露をなくすことは難しいですが、内窓を設置することで、被害を抑制できます。
工事も最短1日で終わりますし、欲しい窓だけの施工も可能なので扱いやすいリフォーム商品です。
安価なものから高級感のあるサッシまでバリエーションも様々です。ぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

■結露にはこまめなメンテナンスを

結露は対策次第で防ぐことが可能なので、定期的なメンテナンスは怠らないようにしましょう。
また、結露は冬に発生するというイメージが強いですが、エアコンを頻繁に使用する夏にも発生します。
そのため、油断せずに1年中結露対策を行うと、被害を防げるのではないでしょうか?
除湿と換気をしっかり行い、キレイな状態で長持ちさせることを心掛けましょう。

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