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珪藻土(けいそうど)を室内に施工するメリット・デメリット

この記事を書いた人
管理部富澤
営業部アフター課 富澤

営業部/2013年入社/高崎市出身 一級塗装技能士の資格と職人経験を活かし、アフターメンテナンス(定期点検)を担当。塗装後のお客様のお家へ点検に伺います。日課は犬の散歩。

バスマットや軽量スプーンなど身近な存在となった珪藻土(けいそうど)。
実は室内にも施工することができます。
マットな滋賀理になる珪藻土は室内の壁に施工するとその独特の塗り壁の風合いがとてもおしゃれに仕上がります。
また塗り方によって欧風にも和風にもアレンジができます。
さらに調湿性などのメリットも多く、自然素材であるという安心感もあります。

今回は、珪藻土で室内を仕上げた場合のメリットとデメリットについてご紹介します。

珪藻土とは

珪藻土とは珪藻という植物プランクトンが化石化した自然素材を指します。
内装材としては比較的新しい材料ですが、調湿性などの特徴や自分でも塗布しやすいという特性から注目されています。
また、耐火レンガや七輪などにも利用されるほど、火に強いことも特性として挙げられます。
では、珪藻土で室内の壁を塗った場合のメリットとデメリットについて詳しくみてみましょう。

 

メリット

■調湿性に優れている

珪藻土は湿度を調整する壁ということで、湿気対策や結露対策として注目されています。
湿気の多い時には吸湿し、乾燥しているときには放出して、室内の湿度を快適な状態で保ってくれる壁材です。
湿気の調整に役立っているのが、無数に存在する穴です。
化石である珪藻土の粒子には無数の穴が開いていて、湿気の多い時には穴に水分を蓄え、乾燥しているときにはその穴に含まれた水分を少しずつ発散していく性質があるので、自然と除湿と加湿の効果が得られるのです。

 ■脱臭、消臭効果がある
部屋がにおうのは、空気中に漂っているにおいの物質を人間の嗅覚が感じとっているからです。
珪藻土に脱臭、消臭の効果があるのは、空気中を漂っているうちに自然と空気中の水分と結合したにおいの物質を、珪藻土が水分として吸収することでにおいの物質が除去されるからです。
におい物質の溶けた水分を珪藻土が吸収していると聞くと、空気が乾燥しているときに水分を放出するとにおいも一緒に放出されるのではないかと心配になるかもしれません。
放出される水分は少量ずつなので、同時に吸収したにおい物質もごく少量しか放出されません。
なのでにおいを感じるほどの量が一度には出てきませんので、におい戻りの心配もありません。

 ■デザイン性に優れている
珪藻土の壁が人気になった理由の一つとして、塗り跡などを工夫することで様々なデザイン性を持たせることができ、中でも欧風の豪華さを演出できる点が挙げられます。
壁に光が当たった時の陰影も、その時々に違った表情を見せてくれます。
また、顔料を混ぜることでの変質もないため、カラーバリエーションも豊富です。
基本的な白やベージュなどの色だけでなく、アクセントカラーとしても珪藻土を利用できるのは利点だといえます。

デメリット

■つなぎ材によって、珪藻土の利点を生かしきれない

珪藻土を壁材と利用する場合には、つなぎ材が必要になります。
つなぎ材はボンドなどの化学物質から消石灰や粘土などの自然素材まで様々あります。
珪藻土のよさを生かすためには、このつなぎ材の選択が非常に重要になってきます。
つなぎ材がボンドの場合、扱いやすく、安価にはなりますが、その配合量によっては珪藻土のもつ調湿性などの機能を十分に発揮することができません。
また、化学物質を利用することで自然素材を利用したいというこだわりには、対応できていないとも言えます。
自然素材である消石灰や粘土がつなぎ材の場合は、使用期限も早く価格も高くなりますが、自然素材を利用しているのでホルムアルデヒドが全く含まれていない安心感があります。
業者に依頼した場合も、このような特性を十分に理解されずに材料選びが行われる可能性があります。
実際に販売されている壁材の珪藻土の約90%がボンドをつなぎ材として配合しているものです。
こだわりの仕上がりを目指すなら、依頼する際にはつなぎ材についても事前に確認しておかないと、期待していたメリットを十分に得られない可能性があるので、注意が必要です。

 

■揺れなどで破損する可能性がある

珪藻土の壁は、柔軟性を備えた壁材ではないため、壁紙などの他の壁材に比べると建物の揺れなどによってヒビなどの破損が起きる可能性があります。
これは土壁全般について同じことが言えますが、もしもヒビが入っても重ね塗りで補修できますので、それほど気にしすぎる必要はありません。
ただこまめなメンテナンスが必要なことは覚えておきましょう。

 

まとめ

今回は、珪藻土で室内を仕上げた場合のメリットとデメリットについてご紹介しました。
自然素材で、調湿性などの機能が備わっている珪藻土は、比較的新しい素材でありながら、その特徴が注目されています。
珪藻土を室内の壁に塗った場合のメリットとデメリットは次のようになります。

メリット

■調湿性に優れている
■脱臭、消臭効果がある
■デザイン性に優れている

デメリット

■つなぎ材によって。珪藻土の利点を生かしきれない
■揺れなどで破損する可能性がある

珪藻土は優れた素材ですが、つなぎ材次第でこれらのメリットとデメリットが左右されるので、つなぎ材の選択がとても重要になります。
これらのメリットとデメリットを踏まえて、室内の仕上げ材料として、珪藻土も検討してみて下さい。
珪藻土で室内の壁を仕上げることで、より上質なインテリアを目指しませんか。

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