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前橋市でサイディングのお家の現場調査にお伺いしました。

この記事を書いた人
営業部大谷
営業部 大谷

営業部/2018年入社/みなかみ町出身 お客様のためならどんなことでも力になりたい、熱心な勉強家。趣味はミヤケンで働くこと。実は大学時代のミスターに選ばれた経歴を持つ。

今回は先日お伺いしたサイディングのお家の調査をご紹介致します。
では早速見ていきましょう。
まず初めに外壁を触ってみると、

ご覧の通り。「チョーキング現象」が確認できました。
外壁表面の塗膜が紫外線の影響によって劣化し粉っぽくなってしまっています。
この症状が起きているお家は多くあります。
チョーキング現象をしていると雨漏りをすると言うわけではありませんが、
劣化がわかりやすいので塗装をするサインとも言われています。
先程申し上げた通り、チョーキングが起きているからといってすぐに外壁が劣化するわけではありません。

しかし、塗膜が劣化し水弾きが悪くなっているため、汚れが付きやすくコケが発生しやすい状態になっています。
また、サイディングはセメントやパルプを圧縮して形成したものですので、外壁材そのものは防水性がありません。
表面を塗膜でコーティングしているからこそ雨からお家を守れるのです。
塗膜の劣化が進行すると…

塗膜の劣化から、剥離が生じ外壁の素地があらわになっています。
見るからに雨を吸収しそうですね…。
このような劣化部から雨が侵入すると、乾く際に湿気が塗膜を浮き上がらせたりしてより剥離が進行してしまいます。
しかし、劣化はしているものの、外壁材表面は塗膜がコーティングされているので雨の影響は大きくはありません。
私たちがサイディングのお家の調査の際に1番気をつけるのはこちら。

そう、外壁と外壁のつなぎ目であるコーキング部分です。
なぜならば、サイディング材の側面は塗装がされていないからです。
つまりこのコーキング部の劣化による隙間は防水性のない部分が雨にさらされている状態になっているということです。
コーキングこそサイディングのお家における防水の要なのです。
このように生じた隙間から雨が侵入、乾燥を繰り返すと外壁材が反ってきます。
外に置きっぱなしの木材が反り返っているような状況をご覧になったことのある方は多いかと思います。
同じことです。
ただでさえ隙間が生じているにも関わらず、反りが進行してしまったらより一層、雨の影響を受けやすくなってしまいます。
また、あまりに反りが進行するとビスでも押し戻すことができなくなり、サイディング材を張り替えなければならないことになります。
もちろんご負担は大きくなるので早めのメンテナンスがおススメです。
メンテナンスの際にご注意点があります。
こちらをご覧ください。

先程の写真にもありましたが、こちらのお家のご主人様はご自身でコーキングを打ちメンテナンスをしてくださっています。
しかし、コーキングの周りの黒ずみが出ているのがお分かりでしょうか。
このようなシミを【ブリード】と言います。コーキング材に含まれる油分が染み出してしまっているのです。
実はコーキングには2種類あり、シリコンコーキングと【変成】シリコンコーキングがあります。
共に防水のために使われるという点では同じですが、

外壁には必ず、必ず、変成シリコンコーキングを使ってください。

先程の写真に写っていたコーキングはシリコンコーキングです。
シリコンコーキングは油分を滲ませるため、その上に塗装を施しても大変密着が悪く塗装ができません。
このような場合、シリコンコーキングは出来る限り撤去し、専用のプライマーを塗布することによって塗装していきます。
室内などには多く用いられていますが、外壁の補修には変成シリコンコーキングを用いていただけると幸いです。

また、サイディングのコーキングの適したメンテナンスは撤去・打ち替え工法です。
コーキング材は厚みで耐久性が決まる為、既存のコーキング材は全て撤去し新しいコーキング材を充填します。
他にALCで用いられる増し打ち工法がありますが厚みの確保できるALCと違ってサイディングにこの工法はよくありません!
したばかりは私たちが見ても分からないくらい綺麗ですが、
既存のコーキングの上に薄く化粧をするようにコーキング材が打たれているだけなのですぐにひび割れを起こします。

何度もお伝えさせて頂きますが、サイディングにおいて防水の要であるコーキング。
適したメンテナンスを行ってお家を雨からしっかりと守っていきましょう。

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