群馬県渋川市にてコロニアル瓦の塗装の剥がれを見ました
2018.11.01 屋根塗装
この記事を書いた人
営業部 森下
営業部部長/2009年入社/前橋市出身 一級建築塗装技能士の資格と元職人の経験と知識を生かし、お客様に安心を提供します。趣味はピアノと芝刈り。
群馬県渋川市にてコロニアル瓦の調査をした時の様子です。
築20数年。
塗装歴10年ほど前に太陽光パネルを設置すると同時に一度塗装を施工。
いわば10年前に一回塗装をしたコロニアル瓦の現在の様子です(^^;
写真の様子を見ると・・・
完全に塗膜の剥がれが生じている様子が確認できると思います。
よく聞くフレーズですが、『劣化をして剥がれてきた』というご相談。。
実はですね!! 実は・・・
塗装の業界に20年以上身を置く私の個人的な見解ですが・・・
劣化による【塗膜の剥がれ】というのは非常に少ない事例ではないかと思っています。。
本来、塗膜の劣化というものは【剥がれ】ではなく【色褪せ】や【艶引け】として現れる事が多いのです。
紫外線によって塗膜が痛む・・・これって表面が傷むって事と思わないですか!?
【塗膜の剥がれ】というのは表面塗膜の裏側の世界の事と思うのです。
言い換えれば下塗りと上塗りとの密着!!
下地と下塗りとの密着!!が主な原因と思うのです。
屋根に於ける前回塗装塗膜の剥がれなんていうのは、まさに!!下地処理不足が大きな要因と考えられるのです。
高圧洗浄不足によって、砂やコケの上にペンキを塗ってしまえば無論【剥がれ】が発生するでしょう。
下塗り材は接着剤の意味合いもあります。←この下塗りが塗布量不足であったならば、こちらも無論【剥がれ】が発生いたします。
要はこれらの要因をなくす事こそが『ペンキの剥がれ』を無くす一番の要因なのです。
しかも非常に悪い事に・・・
洗浄不足も下塗り塗布量不足も・・・
職人さんの気付かぬ所で起きている事が多いというのが困ったところとなります。
洗浄不足を無くそうと、丁寧に洗浄を行えば行う程、瓦の表層が荒れ、下塗り接着剤(プライマーともいう)が
吸い込みやすくなり、本来の効力が失われてしまいます。
塗装工程で間違いのない様に、仕様書通りにやれば下塗り不足が生じやすい。。(下塗りは2回の塗布を行わないと完全な接~~!!着効果のある塗膜が形成できない。仕様書は7~8年に1回の塗装を目安としているのであまり劣化をしていない屋根に塗る事を想定しています。)
ですから、これらの事を防ぐ為に『状況を見ながらその都度に応じて』なんてやっていては、職人さんの価値観で現場品質が決まってしま為、とってもよくありません。
大切な事は、どんな状況でも、間違いのない様に最初から、高圧洗浄の圧力と下塗りの塗り回数はあらかじめ決め事として設定しておかなくてはなりません。
一番いいのは高圧洗浄については150kの圧力+トルネードノズル!!!
下塗り材は必ず2回塗り!!!
こんな風にしておけば非常に安心ですよね。。
もしも、塗装をした後に大きな塗膜の剥がれが出てしまった場合は
これからもっともっと剥がれの状況は広がっていってしまうかもしれません。
新しい塗装をしたとしても、以前の旧塗膜からベロベロと剥がれてくるやもしれません。
そうなってしまったら、すべての塗膜を除去した後に施工しなければならないという
もの凄い手間暇をかけなくてはならなくなってしまいます。
皆さま良いですか~!?
これからの塗装が絶対に剥がれない様にする為に!!!
洗浄&下塗り塗布量(塗り回数)について十分に理解を深めてから塗装をしていきましょう!!
ご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さい(^^)/
屋根・外壁塗装は(株)ミヤケンへお願い遺体枡。