邑楽郡にて法人様への訪問・建物調査
2018.09.30 その他
この記事を書いた人
管理部 宮下
管理部/2010年入社/前橋市出身 営業部を経て管理部へ。二級施工管理技士の資格を生かし工事着工中のお客様のご自宅へお伺いし品質向上のため中間検査・完了検査を行っています。書道初段の腕前。
普段戸建の住宅にお邪魔する機会が多い中で、先日法人様への訪問と建物調査に行ってまいりました。
製造業様の工場の調査でした。雨漏りや雨の降り方による浸水などでお困りのでした。
工場などではこのスレート屋根や折板屋根が一般的には用いられて降りますが
経年による雨漏りの発生や、金属部分の錆などの劣化症状が起こりやすいです。
下3枚の写真がスレート屋根の状況です。
このスレートの屋根。軽量で非常に硬さもあり丈夫な素材ですが、ただ素材自体が脆いのが大きな欠点です。
硬いものを落としたり、硬いもので叩いたりするとすぐに割れてしまったり、欠けてしまったりします。
こちらの建物でも何ヵ所か欠けている部分も確認出来ました。
そしてこちらが金属屋根(折板屋根)の状況です。
パッと見てまず表面の錆の発生が気になりました。スレート屋根もそうですが、この折板屋根もボルトで屋根が固定
してあります。しかしこのボルトの部分が徐々に錆てきてしまい、場合によっては穴などが空いてしまい、雨漏りへと
つながっていきます。
使われる建物によって使用されている素材も性質も全く違います!
この様な屋根で良く用いられる工法としては・・・
①屋根葺き替え工法(一度屋根を剥がし新しく葺き直す)
②カバールーフ工法(今の屋根の上に新たな屋根材を重ねる)ガルバリウム鋼鈑と呼ばれる素材が良く用いられます。
③塗装工法(今の屋根の上から塗装を行う)コスト的には一番掛からない工法です。
雨漏りの状況や、素材の劣化状況により工法自体の選定も需要な部分になります。
また工場様や倉庫をお持ちの企業様には、いかに業務に、ご迷惑をお掛けする事なく工事を進める事も重要です。
施工方法も住宅とは全く違いますので、まだまだ勉強が必要です。