先日、栃木県足利市にお住いのお客様から
「屋根の色あせ、外壁のひび割れと色あせが気になる」とのお問合せをいただき、現場調査に行ってきました。
今回はその調査の様子をご紹介いたします。

早速屋根の調査から初めて行きますと、お施主様が気になされていた屋根全体の色あせと、
棟板金の塗膜はがれてサビの付着が確認できました。

なぜこのような症状が出てきてしまうかといいますと、紫外線や雨の影響によって屋根の塗膜が劣化し、色あせとサビが発生します。
お家の立地環境にもよりますが、屋根はお家のどの部分よりも年中天候の影響を一番に受けやすく、一番早く劣化症状が現れます。
棟板金のサビの場合は、このまま放置をしてしまうと腐食が進み穴が開いて雨漏りをしてしまうことがあります。
そのため、下塗りにサビ止めを塗布し、仕上げの上塗りをすることで素材を保護ができます。
屋根の色あせの場合は、今すぐに屋根の塗装メンテナンスをしなければならないというわけではありません。
ですがメンテナンスのサイン、そして防水性能が低下している状態ですので、塗装で防水性を高めてあげる必要があります。
塗装することで、お家を長持ちさせることができるので安心です。塗装メンテナンスの目安として覚えておくとよいでしょう。

続いてはモルタル外壁の調査のひび割れ、色あせを確認していきました。
まず色あせの様子がこちらです。

全体的に色あせが目立ちました。
また、外壁の調査で必ず確認することが「チョーキング現象」と呼ばれる塗膜の劣化症状です。
この確認方法は指先で外壁をこするという至ってシンプルな方法です。
指先でこすってみると…

肌のと外壁のお色似ており少し見えにくいですが、外壁と同じお色の粉のようなものが付着しました。
これがチョーキング現象です。このチョーキング現象は、外壁の塗膜が劣化しているサインです。

続いてはひび割れの状態を確認していきます。
その様子がこちらです。

窓枠付近に細いひび割れが確認できました。
ひび割れの中でも危険性のあるひび割れと、そうではないものがありますが、
今回のひび割れは「ヘアクラック」と呼ばれるひび割れでした。
外壁表面だけが微細にひび割れている状態ですので、緊急性は高くありません。
だからと言って放置してしまうと、ひび割れの大きさもどんどん広がっていきます。
自然に直らないのでこまめに確認しましょう。

以上でコロニアル屋根・モルタル外壁の現場調査が終了しました。
今回のお家では全体的に緊急性の高い症状はありませんでしたが、どれもメンテナンスの目安となります。
上記のような症状が確認できたり、自分のお家は大丈夫かな？と思ったらまずは専門業者に相談してみましょう。

現在コロナウィルスの関係で、中々人と関わるのは避けたいけ家を見てほしいという方の為に、
お立会い無し・ご不在時の建物診断・お見積りも受け付けておりますので、是非お気軽にお問合せください！
調査の際には感染拡大を防ぐため、マスクの着用とブローカーを首から下げて調査にお伺いしておりますのでご安心ください。

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