前橋市文京町和瓦屋根・ALC外壁の現場調査に行ってきました
2019.02.07 その他
この記事を書いた人
営業部 原田
営業部課長/2014年入社/玉村町出身 息子のように想っていただけるよう見積りから工事お引き渡しまで丁寧に対応します。自他ともに認めるほんわかした性格。サッカー好き。
前橋市文京町で建物診断にお伺いしました。
屋根材は和瓦、外壁材はALCが使われております。
ただ、外壁を触ってみるとチョーキング現象が起きております。
チョーキング現象とは、紫外線により、表面の塗膜が劣化し塗膜内の色粉の成分が
表面に浮き出て触るとチョークのように付着する事です。
チョーキング現象が起きておりますと、防水性が低下しているという事なので、
外壁材が雨水を吸収してしまっております。
そうしますと、外壁材自体の劣化につながりますので塗装を行わなければなりません。
ただ、こういった塗膜の劣化も確かに注意しなければなりませんが、
ALCの外壁材においては、もっと注意しなければならないポイントがあります。
それは、パネルとパネルの繋ぎ目のコーキングと呼ばれるところです
コーキング材は、すべてのつなぎ目に充填されておりますが、
この部分が劣化してきますとまず第1に表面の塗膜がひび割れてきます。
コーキング材自体に直接紫外線が当たり、コーキング材自体の硬化やひび割れがみうけられてきます。
そうしますと、そこからの雨水の浸入が起きてきます。
ただ、このコーキング材。より注意が必要なのが、
外壁材と外壁材のつなぎ目の部分ではなく、外壁材と窓の取り合いのコーキング材です。
外壁材と窓の取り合いの部分に関しては、横向きに目地が入っているため、
雨水の影響を受けやすく、より雨漏りにつながりやすいと言われています。
その為、外壁材と窓の取り合いの部分もそうですが、外壁目地の横向き部分も注意しなければなりません。
外壁の劣化といっても、見た目だけではなく、
様々な部分の劣化がありますので、修繕方法などを含めて、検討する必要があります。
皆様は、劣化のポイントを見極められるように慣れれば1番良いですが、
そうもいきませんので、まずは專門に建物診断をする事が大切です。