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塗装した外壁が膨れてきた、考えられる原因は?

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営業部森下
営業部 森下

営業部部長/2009年入社/前橋市出身 一級建築塗装技能士の資格と元職人の経験と知識を生かし、お客様に安心を提供します。趣味はピアノと芝刈り。

外壁塗装をした後に塗膜が膨らんできたというお声をいただくことがあります。
外壁の膨れは美観性だけでなく防水性の低下につながる恐れもあります。
では、どのような原因により塗膜が膨れてしまうのでしょうか?今回は塗装した外壁が膨れてしまう原因についてご紹介しましょう。

塗膜が膨れてしまう主な原因

塗装した外壁に膨れが発生する原因はいくつかあります。
どのような原因があるのか、解説していきましょう。

・雨水の侵入

雨水が外壁と塗膜の間に入り込んでしまうことで膨れが発生してしまうことがあります。
通常であれば外壁と塗膜は密着しているため外壁の中に雨水が侵入してしまうことはないのですが、
塗膜の経年劣化によって機能が弱まっていたり、外壁そのものにヒビが入ってしまったりすることで雨水の侵入を許してしまうのです。
雨水が入り込むと膨れが発生して外観が悪くなることはもちろんですが、膨れが徐々に大きくなり広い範囲の補修が必要になることがあります。
さらに放置をすると建材が腐ってしまい耐久度が落ちたり、腐った建材にシロアリが集まり食害を被ったり、あるいは雨漏りを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

・溶剤系塗料が完全に乾燥していなかった

下地に溶剤系の塗料を使用した時は、きちんと乾燥させてから上塗りを行うのが基本です。
しかし、乾燥が十分でない状態で上塗りするケースはゼロではありません。
乾燥が十分でない状態で上塗りしてしまうと、気温や日光の熱によって下地の溶剤が揮発し、上塗りした塗膜を押し上げて膨れの発生につながってしまいます。

・下塗り材がしっかり塗れていなかった

下塗りがしっかり塗れておらず細かい穴が見られる場合は小さな穴の空気や湿気が上塗りした塗膜を押し上げてしまい、膨れてしまう可能性があります。
この場合の膨れはまるで泡のように細かい膨れとなっており、見た目もよくありません。
リシンやスタッコ仕上げなどの凹凸がある外壁塗装なら少し目立ちにくくなりますが、やはり細かい膨れは気になるものです。
また、細かい膨れは割れてしまうこともあり、塗装の劣化を早めてしまう恐れがあります。

・蓄熱水蒸気膨れ

蓄熱水蒸気膨れとは、外壁塗装の際に内側に溜まっていた水分が日光などの熱によって気化され、塗膜を押し上げることによって発生する膨れです。
塗った直後は特に問題ないのですが、塗装後しばらくしてから膨れが発生していたというケースが多く見られます。
蓄熱水蒸気膨れは、主に下地に弾性塗料を使用することで起きやすい膨れです。
また、外壁塗装時に古い塗膜を剥がしてから下地を塗る作業に移るのですが、古い塗膜の剥がしが十分でなかったり、剥離不足が生じていたりする場合には蓄熱水蒸気膨れが発生しやすくなります。

・カビ

高圧洗浄などで表面の環境を整えていない場合、カビの生えた状態の外壁の上から新しい塗料を塗り重ねた場合、その間にカビが発生する恐れがあります。
カビは塗膜の剥がれにつながってしまうだけでなく、膨れの原因にもなるので注意が必要です。
塗膜の剥がれと膨れが同時に発生している時は、早めに外壁塗装のメンテナンスを実施しましょう。

屋根にも膨れが発生する!

塗膜の膨れは外壁に限ったことではなく、屋根にも発生するトラブルです。
屋根塗装 塗膜の剥がれ
屋根に膨れが発生している場合、原因として考えられるのは大きく分けて2つあります。

①古い塗膜剥がしが十分でなかったことや下塗りがきちんと塗れていなかった

既存のはがれかけた塗膜をしっかりはがさなかったことや下塗りが十分でなかったことに関しては、外壁の膨れと同様の仕組みで膨れが発生する可能性があります。

②縁切りができていなかった

これはスレート屋根の場合に考えられる理由です。
スレート屋根の隙間が塗料で埋まり、完全に埋まってしまうところと隙間があくところなどばらつきができてしまうことが屋根材の膨れにつながります。
これには毛細管現象が大きく関係します。毛細管現象とは液体(雨水)は細い隙間に入り込んでしまう現象です。
屋根の場合は屋根材と屋根材の隙間に水が入り込んでも水が逃げられるように人工的に隙間を作っています。
しかし、塗料によって人工的な隙間が塗料で埋まってしまうことにより場所によって水分が吸い上げられ、
中に閉じ込められた湿気が熱によって気化され、塗膜を膨れ上げてしまうことがあるのです。
スレート屋根の塗装の際にはかならず「縁切り」もしくは「タスペーサーの取り付け」が必要です。
詳しくはこちらをご覧ください

膨れは放置せずすぐに外壁塗装業者へ!

外壁や屋根の膨れを放置してしまうと外観が悪くなってしまうことはもちろんですが、それ以上にお家を傷める原因になります。
塗膜が剥がれてしまえば、外壁塗装の目的である雨水の侵入を許してしまい、雨漏りや建材の腐食による耐久性の低下やシロアリの被害を受けてしまうでしょう。
膨れは単に見た目が悪くなるだけと考え、面倒だからと放置してしまう方も多いかと思いますが、膨れを見つけた時点で早めに外壁塗装業者へ連絡するようにしましょう。

まとめ

外壁や屋根の塗膜の膨れは様々な原因から起こり得ます。
経年劣化で起きてしまう場合もありますが、施工不良によって発生する可能性が高いのが現実です。
膨れを未然に防ぐためには施工実績やアフターメンテナンスの体制が整っている業者に依頼するのが好ましいでしょう。
お見積り書に外壁や屋根の表面をきれいにする「高圧洗浄」や「研磨・目粗し」などの下地処理が含まれていることも確認しましょう。
塗装工事の作業中はどんな工事をしているのか確認することが難しいため工事後の作業報告があると分かりやすいですね。
工事後、もしも膨れを発見したらそのまま放置せず、早めに修復を行うようにしましょう。
まずは施工をした業者へ状況の確認してもらいましょう。外壁の膨れは放置しないようにしましょう。

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